身体の思い出

どうも、アミです。
ブルースターナックル、連日稽古が続いておりますよ。
本日は先日に引き続きで頭の方から順にシーンを返していきました。

殺陣だダンスだとしていて、しばらくやっていなかったので
色々と抜けたり薄れたりしていところが散見。
初演の時からそうですが、この作品は舞台美術を動かしてシーンをある場面から
違う場面へと展開して行く演出がされています。
なので折に触れてモノを動かして袖なかに隠したり、出してきては違う場所に
置いたりと色々やります。その段取りがなかなか複雑で、何処で誰が何をどう
動かすかは、僕のようなおじさんはすぐに忘れがち。
なので、りかちをはじめとした若いメンバーが記録を取ってくれてます。感謝!

こうした段取りはセリフと同じくお芝居をする上での大事な約束事なので絶対に
間違えちゃならんのですが、それでも色んな事が起こるのが舞台。
今回の作品は「武将隊」という町おこしのお芝居をするチームにまつわるお話ですが、劇中劇のシーンでまさにそれが起こります。

本番中にあるはずのものがない。
その時、役者たちはそこをどう乗り切るのか。

ベテランになれば、脛にその手の傷はある程度ついているもので、今日もこの
シーンをした時に色んな記憶が蘇り脇に嫌な汗が滲みました。

演者の体に染み込んだ記憶が表現に深みと説得力を持たせる。初演の時から
このシーンは個人的に好きなシーンです。皆様にご覧いただくのが楽しみ。

さて、公演初日まで3週間ちょい。皆様ご予定はいかがでしょうか。
出演者一同、嫌な記憶や楽しい思い出、言葉にならないあれやこれやを
総動員して芳醇な舞台をご用意いたしますよ。是非ともご来場くださいませ。

我らの ”2023年の夏が詰まっております。
この舞台が良い記憶として演者とお客様の身体に染み込みますように。

ご来場お待ちしております!

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