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初通し終わりに思うこと(藤原)

今回2回目の担当、藤原です。いよいよ7月に入り、本番まであと2週間、といったところでしょうか。

昨日は初通しをしました。やっぱり緊張しました、色々と。
観に来てくれた劇団員もいたり、スタッフの方も来てくださって。自分たちも初めて全部が通る初通し。

自分は、初っ端からセリフロスなど失敗はありましたが、今自分ができる全力で挑めたのではないかと思います。そして、通って少しだけ安心しました。相変わらず肩の力は入りっぱなしでしたが笑。次はもう少し肩の力を抜ければ、な。
でも何よりも、私は最初から最後まで楽しかったです。みんなから貰って渡して、そのパス回しがとても楽しかった。そして、最初から最後まで物語が繋がって、登場人物みんなの心の変化も改めて捉えることができました。

少し前の稽古のとき、小野さんとの二人のシーンで剛さんに「感情のままやっていいよ、最後は小野さんがなんとかしてくれるから(のようなニュアンス)」と言ってもらいました。もちろん私も頑張るんですけど、そうか、自分の周りには頼れる先輩が4人もいて、困ったときは思いっきり頼らせてもらったら良いんだ、そっか、心強すぎるな、と思ったんですが、今回の通しでも、改めてそれを実感しました。



さて少し話は変わりますが、自分は、どちらかというと比較的、普段の日常生活では、感情を表に出さないタイプだと思います。出したくないわけじゃなくて、元々、理系でエンジニア出身ということもあってか、淡々と冷静に、齟齬の無いように進める、いわゆる、「感情を出す」ことをしないのが”よし”とされる文化(?)が長かったので、内心で燃えてることはよくあるんですが、あまり表に出さなくなって。
とはいえ、学生の頃は、親と喧嘩することはあった方で、父は普段は優しいんですけど、怒るとそれなりに怖かったので、やり合うと決めたときは必死に応戦。笑 
なので今回、序盤から感情が高ぶって表に出しまくったり、逆に素直になれなくてうまく言えなかったり、など、「感情を出す」ことにこんなにたくさん向き合うことが少し久々な気もして、それが楽しくもあります。


自分の役の彼女は一生懸命。一生懸命過ぎて、周りが見えてなかったり、周りに支えられていることに全然気づかなかったり。若気のいたりというか、そんな彼女を不器用だなぁと思うんですけど、なんか昔の自分を見ているような気がちょっとしています。そして、そんな彼女のセリフの「・・・」の部分は一体何を思っているんだろう、とか、この続きは何を言うつもりだったんだろう、などと考えるのが楽しいです。


・・・あれ、なんか読み返したら、ただ、楽しい楽しい、って書いている文章になりました。笑

でも、
公演で呼んでくださる学校のおかげで、
一緒に作品を作っている座組のみなさんのおかげで、
支えてくれている劇団員や周りの方のおかげで、
私は今、とても楽しくさせてもらっています。幸せです!


観てくださるみなさんに何か少しでも届けば嬉しいなと思います。
精度高く。準備を怠らず。
座組みんなで、全力で駆け抜けたいと思います!


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