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めのすのレポート

「OJO企画」vol.5
~猪突猛進!本気のフェスティバル~
2019年6月14日~16日
Performing Gallery&Cafe 絵空箱

出演者(敬称略)
OJO/大木寛子/沖村彩花/北村真帆/小林香奈子/橘奈穂/冨田恭子
岡教寛/沖田幸平/籠谷和樹/窪田翔/鈴木千畝/須佐光昭/鶴見直斗/兵藤結也/政野屋遊太/矢島慎之介/山田亮/稲松遥/小山内詩音/落司さとこ/神馬彩/岸本有紀子/小暮美幸/佐野睦子/塩路牧子/高橋けい

Staff
振付・構成:OJO、及び製作チーム
ナンバー振付:森澤̪碧音、YOSHINORI
ダンス補佐:志籐裕輝
コント脚本:藤丸亮
舞台監督:中原和樹
舞台監督補佐:大山鼓
照明:榊枝拓也
音響:原佳美
OP楽曲:秋山裕和
フライヤーデザイン:山田裕太郎
ビジュアル撮影:森弘克彦
ロゴデザイン:白木達也
受付:工藤沙緒梨、小沼枝里子、山岸みか

「大人」の文化祭レベルがOJO企画史上最大だったと思う。
そんな賑やかで和気あいあいな文化祭でした。

まずは、観劇してからの投稿が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
観劇後、数日して投稿者の体調不良という諸般の事情があり、期間が空いてしまいました。当日のうちに所感を書き留めておきましたので、それを元に今回のレポートを書いていきます。ご了承ください。また、写真撮影させていただいたデータに関しての案内ですが、下記に記述いたしますのでご一読くだされば幸いです。

過去vol.3、vol.4と参加してきたが、ある意味「大人」レベルが上昇していた。その内容については後程触れる。

「OJO企画」とは、コスプレ・ダンス・コントなどのエンターテインメントを楽しめるイベント。舞台やアクション、パフォーマンス等々あらゆる方面で活躍されている方々が出演される、大人による大人のための文化祭のようなものである。なので「大人の文化祭」という表現がOJO企画によく用いられる。チケットやグッズ等の売り上げの一部は日本各地の被災地に寄付金として送られるチャリティイベントとなっており、被災された方々に想いを向け心を留める機会となっている。私自身3.14の揺れを体感した者の一人として、地震がある度、災害のニュースがある度、心が切なくなるとともに何も力になれない無力さを味わう。このOJO企画を通して、微力ながらも助けになれればと願っている。

…と、真面目な前置きをして。

1ステージ約1時間30分。体感時間30分。
レンタルしたミラーレス一眼で撮影した枚数、約1550枚。

もはや通いなれた絵空箱。OJO企画以外でも何度か訪れたこともあり、慣れたものである。先日までの大雨はどこへやらの快晴。快晴通り越しての猛暑。過去見てきたOJO企画とは違い、ステージの組み方、座席構成、観客の動線の取り方など改善・改良が行われていた。客席が三方向から舞台を取り囲む形式で、リピーターからすれば次は席から見ようかという楽しみが生まれるものになっていた。客席はかなり狭く、隣の人の脚とぶつかるレベル。二列に組まれた客席と舞台(アクティングエリア)との距離、ほぼゼロ。これがOJO企画の醍醐味。

OJO企画ではパフォーマンス中の写真撮影が可能で、過去にも立派なカメラを持ち込む猛者もいらっしゃった。vol.4の際、私もスマホで撮影していたが、早々に熱暴走を起こしてしまった。そのため今回は万全を期して、カメラをレンタルすることにした。一眼レフの購入を検討していたが、調べた限りでは最低価格5万円ということでキャッシュカードをそっと懐に戻した。そもそも、なぜスマホでの撮影をしなかったのか。前述したとおり熱暴走もあるが、OJO企画の醍醐味も関係する。

役者が、ほぼ至近距離で、全力疾走していくのだ。

客席と舞台の距離感は是非観劇して確かめてもらいたいが、ほぼ至近距離を全員が全力疾走していくのだ。行われるパフォーマンスの迫力も然ることながら、移動スピードが尋常ではないのだ。そんな様子を撮影しようものなら、間違いなくブレる。いや、実際めっちゃブレまくってましたよ。データを見返して泣く泣く削除せざるをえない写真が多かった。

演目構成
前説
映画+ドラマメドレー
アニメメドレー
(10分休憩)
アイドルメドレー

前説は、まぁ所謂ヨシヒコ的なあれでした。神様がいじられてた。
映画+ドラマメドレーは、幅広い層に有名なものから、最新作、とある世代に直撃なもの等。とにかくシルエットのカッコよさが半端じゃない。客席の年齢層が想像以上に幅があり、なかなか良い反応が上がるシーンが多かったように思う。初っ端から衝撃的すぎるパフォーマンスのオンパレードである。特に肌色祭りが良い意味で酷い←

アニメメドレーは、かなり有名作品が増えた。国民的認知度が上がった。小学校、スケートリンク、テニスコート、大海原…。舞台が目まぐるしいスピードで変化していく。ひとつひとつが一瞬で過ぎていく。ハイクオリティすぎて勿体ないくらいのシーンが瞬きする間に過ぎていく。

6月16日ソワレ回の日替わりは、プリキュアシリーズのノンストップメドレー。全13曲。コスプレに身を包んだ出演者が踊る踊る。ノンストップで。中にはリボンをつけた男性キャストもいたような気がする。かもしれない。

今回、撮影禁止となったアイドルメドレー。キンブレ、うちわ、手拍子等で、会場の一体感がより強くなったように思える。カメラで撮れないので、心のカメラシャッターをとにかく連写。

そしてカーテンコール。

熱かった。暑かった。

カーテンコールの曲、100%勇気とOJO企画がバッチリすぎやしませんかね?マッチング最高すぎじゃないですかね?これ毎回エンディングにしてください。(作品の世代ど真ん中ということを差し置いても)
出演者お一人お一人の笑顔、全力で楽しんでるハート、気持ちが、超至近距離からビシバシ伝わってくる。それを見て、一緒になって観客も楽しむ。「共有感」といえば良いだろうか。それが好きな方なら、誰でも楽しめる良イベント。あとヲタク度合いが高ければ高いほど楽しめる。

一つ一つのパフォーマンスに関しては、他の方々も語っていることかと思うので、他のことを書いておく。毒あり。

物販対応について。
開演前、10分休憩時にチェキ受付を行っていた。チェキ受付が2種類あること(役者との2ショット、役者オンリー)、各々の受付担当者の明確なアナウンス、どれもとても良かったと思う。開演前の注意事項、お手洗いのアナウンスも織り込まれており、かなり好評価。しかし、終演後がかなり混雑してしまった。お客さんも長時間座っていたこともあって殆どの方が席を立ち、ドリンクを利用する方、出演者に挨拶する方、物販購入する方、チェキ撮影待ちの方、出演者が入り混じっていた。その混雑の中で地声のままアナウンスをしても届かない。チェキ撮影のタイミングが不明瞭、役者オンリーのチェキ引き換えもどなたが渡してくださるか不明。OJO企画ガチャという名の物販の販売タイミングは良かったが。あとブロマイドは販売してください。まとめ買いしますので。
個人的に改善するには「アナウンスはマイクを使用する」、「終演後のチェキ案内は明確に(例えば2ショット撮影は舞台上手側に集合・順番に呼び出し・撮影などシステムをつくる)」、「役者オンリーチェキの引き換えエリア、または担当者を明確に」、「むしろ役者オンリーチェキは事前申し込みで、当日撮影・サイン書き込みして、終演後引き渡しなど仕様変更の検討」。

演出諸々。
照明。全体的にビミョー。ほぼ真っ暗の中、グレイテストスーマンが始まったときはあまりの暗さに撮影を諦めた。何が起きてるか分からないレベル。
ダンス。撮影OKと前触れているのに撮りづらいというのは、どうなのだろうか。首をかしげる。三面客席を組まれているのに、うまく活用されているように思えないシーンが多かった。あとアイドルメドレーの曲が1曲も分からなかった。単にアイドル方面への個人的関心が無いだけだが、なにをやっているのか良くわからない。
席。隣の人との距離ゼロ。膝くっ付いてた。全く知らない人とあの距離感で座るのは精神的にきつい。今回は左隣に友人が居たからまだ良いが。個人的思考な意見で大変申し訳ないが、身体の大きな人が苦手というか怖いというか。威圧感を勝手に感じてしまうので…その、はい、健康的な体型が、良いと思います…。
会場。もうOJO企画のやりたいことをやるためのキャパを超えていると思う。あの密集感が良いと言ってしまえばそれで済むが、観客・出演陣ともに色々限界な気がする。観客は、前述したとおり客席が。出演陣は、ステージ裏での動線確保が。(実際に見ていないが語られている内容から察するに)絵空箱側と、様々な事柄に折り合いがつけられているからこそ、行えているのだろうとも想像できるが、OJO企画自体のポテンシャルが超えてしまっているように思う。ですので、新しい箱の模索をしてもらえればと思う。
例えば、それこそ学校の体育館的な空間とか。

毒というか、個人的素人意見丸出しである。
昨今における演劇界隈のシビアな話題。事業破産とか。大多数の意見とされる「食っていけない」。今や演劇やってるやってない関係なく、あらゆる人が「食っていけてない」現実になってしまってると思うのは私だけでしょうか。現在会社員の私だが、会社の面談で上司に「(俺は)仕方なく仕事してる。みんなそうだと思う。」と言われたときはショックだった。仕方なく仕事してる?「仕方なく」仕事するくらいなら、「好きなこと、やりたいこと」をやって苦労したい。そういう無謀を、そういう選択を、私は出来たのではないか?過去を振り返って後悔することは、仕方ないし後悔したってどうともならない。が。顧みて、これから何をどうアクションしていくのかをもっと考えていくエネルギーにしてやるんだ。「好きなこと、やりたいこと」やる人生でありたい。
こんなこと書きましたが、ちなみに仕事はそれなりにやる気と誠意を持って取り組んでおります。無遅刻無欠勤継続中。体調不良の遅刻早退は含めない。断じて←

冒頭で触れた、当日の写真撮影データの件。
現在、鋭意編集中です。(他のお客さんの顔を分からないようにしてます。)慣れない作業のため、また膨大なデータ量のため、データの公開は7月上旬を目途に行いたいと思います。
公開方法は、自身が利用しているクラウドフォルダに共有用フォルダを作成、データ使用希望者の方に個別にURLを送付いたします。使用の際は「必ず写真データをコピー」して、皆さんの利用端末に「コピーペースト」していただければと思います。
詳しい利用方法等は、また後日に私のツイッターでお知らせいたします。
データ編集の完了まで今しばらくお待ちいただけますよう…。

2019.6.27

めのす