トルライ春の感想と徒然。

MANKAI STAGE『A3!』Troupe LIVE 〜Spring2021〜 お疲れ様でした。
これを書き始めた段階ではもう千秋楽から1ヶ月以上経っていて、もう夏の気配の方が強まってきた感じ。(結局書いたはいいものの、投稿する心の整理が出来ないまま冬まで終わってしまった)
散々泣いて一旦閉まっておいた、私にとってのトルライ春と春組と、牧島くんの真澄の話を今更ながらまとめてみようかなと思います。


そもそも私は、エーステが2.5次元舞台の中で初めて観た作品だった。元々ミュージカルは好きだったんだけど、劇団四季とか東宝とか辺りにいた&2次元オタクもガッツリだったので、なんなら2.5に対してはどちらかというとマイナスイメージ…食わず嫌いをしていた感じ。所詮コスプレ…みたいな感覚が抜けなくて。
エーステ春夏でその印象は一気に覆される訳ですが………………。

A3!に関しては春組推しだけどキャラは真澄じゃなくて綴推しだったから、春夏公演に「取れちゃった〜」くらいの感覚で行った時も、正直真澄のことはそんな真剣に見てなかった…と思う。多分。客降り(懐かしい響き)でめちゃくちゃ近くに来てたのにあんまちゃんと見てなかった。逆サイドが綴だったからそっちばっか見てたなぁ。
きっかけはもう忘れちゃったけど、なんやかんや春夏〜秋冬くらいの観劇やらツイートやら千秋楽後配信やらを経て、じわじわ 牧島くんっていう俳優自身に興味を持ち始めたんだろうな〜…この時点ではまだキャラ推しの方ばっかり見てたけど…


そして、皆大好き春組単独公演が始まる訳ですね………書いてて当時を思い出して情緒グチャグチャになってきた
個人的には、俳優として気になっている人と、推しのキャラクターが同時に主演公演をやるっていうとんでもない回だった!!!
今思い返しても、本当〜〜〜〜〜に、多分2018年から今まで通して1番楽しい現場期間だったと思う。多ステという言葉を知らないようなぺーぺーおたくだったから大した回数観劇した訳ではないんだけど、毎回本気で楽しんでいたし、この公演を通して今仲良くしてもらっているフォロワーさん達の殆どと出会ったし、とにかくキラキラした思い出しかない。
そして私は春単独を通して、牧島くんを俳優として追いかけたい(ここでの意味は、エーステ以外の作品も観に行く、とか、この人が出てるからこの作品を観に行こうと思う、の意味です)と思いました。

私にとってのエーステって、この時点で「人生初の2.5次元舞台」であり「1番好きな2.5次元舞台作品」であり「初めて俳優個人を推そうと思ったきっかけの作品」。思い入れがめちゃくちゃ強い。
そしてやっぱり春組が大好きだから、他の組の単独公演を観に行く度に楽しかった!と同時に春組観たいな〜って思ったし、エーライで久々に春組が揃った姿を見て本当に嬉しかった。


エーステが大好きで春組が大好きで牧島くんのことが大好きになって、私、今最高にオタク人生楽しんでる〜!って思いが強かったタイミングで来た告知が、「Troupe LIVE開催決定」、同時に「牧島くんのエーステ卒業」だった。
テニミュを通ってない私は卒業文化に触れたことがなかったので、正直発表された時は気持ちが追いつかなすぎて逆に冷静でした。周りの(他組や他キャラ推しの)フォロワーの方が泣いたり落ち込んだりしてた。
「実際この目で見ないと何も分からないだろうな」くらいにしか考えられなくて。今思うと受け入れたくなくて防衛本能みたいなの働いてたのかも

深層心理的に拒絶の気持ちが大きかったのか、発表された2021年2月からしばらくエーステに結構な距離を置いてた。冬単独も結局行かなかったし、なんなら春ライブのCD積み損ねて危うく現地ほぼ行けないところだった。(どうにかなりました)


なんやかんやありつつも迎えたトルライ春初日。開演5分前になってもこれがラストの公演っていう実感が湧かなかった。
終演後は、こんな別れを想起させる演出あるかよ!!!卒業式かよ!!!ってわめいてたけど、久しぶりに春組に会えた嬉しさもあって、意外と元気でした。泣きそう〜とは思ったけどね。

観劇中の私、ずっとこれ。「この5人だから」をひたすら強調するこの人達は、私に…私達に、何を伝えようとしてるんだろうってことを、ずっと考え続けてたな。


ライブの中身については、たのしかった!!!みたいな語彙力の無い感想しか書けないので、もう千秋楽の話をしちゃいます。こんな脚本やるんじゃねぇ!!とか、キャラでありたい演出と役者に対して本が俳優宛てすぎるだろ!!とは思うことは色々ありましたけども。
前楽を観終わってマチソワ間にフォロワーとご飯を食べて、何回もため息つきながらも楽しく喋って、頑張りましょう〜みたいな感じで別れて、開演10分前くらいに座席に座った。最後にツイートしておこう(初日と千秋楽の開演前には絶対「おめでとうございます」を言いたいおたく)と思ってツイッターを開いて、「千秋楽おめでとうございます」の文字を打とうとした。
その瞬間からもう、涙が止まらなくなった。
ずっと目を背けていた「終わり」に、私はあの瞬間初めて向きあってしまったんだと思います。このコロナ禍っていう情勢で5日間やり遂げられたことも、3年間の集大成・卒業と言う意味でも、間違いなく「千秋楽おめでとうございます」なのに、その文字を打つのが苦しすぎた。何もおめでとうございますじゃないよ、なんで、いなくならないでよって思った。


開演1分前に号泣しながらなんとか打てた文章。(隣のお姉さんに不審に思われてたかもしれない。すみません)
ありきたりな言葉だけど、このツイートにかけた想いを私自身は分かってるから、今見てもちょっと泣ける。


「アンタ、泣いてるの?」
「泣いてるアンタも可愛いけど、やっぱりアンタには笑ってて欲しい。その隣で俺も笑うから。」

この言葉を「牧島くんが作り上げてきた、愛してきた碓氷真澄」から聞いた時、あぁ、だから私はエーステを好きになって、牧島くんを好きになったんだな。ってストンと腑に落ちた。(配信とか円盤を見返せてる訳じゃないので、ニュアンス違うかもしれないです。申し訳ない。)
原作にひたすら忠実でいることがベストならあまり良いことではないのかもしれないけど。それでも、原作の真澄よりもちょっとだけ面白いことが好きで、誰より監督を笑顔にさせることを大事にしてた彼から発されたからこそ響いた。勝手に救われてしまった。そういう所がずるいよね。
受け入れられないことは受け入れなくてもいいんだよって言ってくれた、その上で優しく背中を押してくれた春組の温かさが大好きだった。


今後のエーステにどう向き合っていくかはまだ決めてない。
他の組のトルライには行けても映画は見れない気がするし、次の本編公演に私が行って良いかも分からない。比べないで観ることも素直に良かった!って思うこともきっと出来ないから。周りのおたくが「○○しか見てなくて他の動きわからん😂」みたいなことを言ってても、私は全体を見れちゃうんだろうなぁ、とか。それは良いことかもしれないけど、とても寂しい。
ただそれでも、「エーステ」というコンテンツのことは、例え熱量が多少下がったとしてもずっと好きなままでいたいなぁ、とも思う。それだけが、私がエーステに寄せる最大級の信頼の証だ。
私はこれからも、卒業した彼を応援し続けていく。そしてその原点が「一五一会」であることは、永遠に変わらない。




(追記)
このnoteを出すタイミングを散々迷っていた結果、なんと現在2022年4月21日。春組単独公演ACT2!の初日前夜です。時の流れ早すぎる…

散々周りの人に嫌だ!!!って喚いてたし実際映画はどっちも見れてないんだけど、なんやかんや初日の、1番最初の公演を観ます。義務感…というとちょっと語弊があるけど、私のために、私が前に進むために、「最初」を見届けなきゃいけないと思いました。
正直楽しみ2:怖い8くらいではある…………動悸と謎のふわふわがもう止まりません。

真澄のことを除いたとしてもACT2の初公演で、ルーキーズが本当の意味で入ってくる日で、きっとぶらんにゅーもブルスマも流れなくて。今までのエーステから変わらないというのは無理な話だし、変わるのは決して悪いことじゃない。観て絶望してもう二度と触れたくない……ってなるかもしれないし、本当に良くてでも牧島くんはいない……って泣きながら通ってるかもしれない。笑
全部ひっくるめて、私が愛したエーステと明日向き合ってきます。楽しみだなぁ。どうか無事、終わらない夢の幕が開きますように。

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