第三回演舞チャンピオンズカップ振り返り~ダブル入賞を添えて
アイサツ
ドーモ、ミナ=サン。すたっくです。
アイサツも済んだところで、まずは第三回演舞チャンピオンズカップが無事終了したことを嬉しく思います。参加してくださったプレイヤーの皆さん、ありがとうございました。
今大会は、63部門と66部門の2つを開催しました。
理由としては色々あり、ルールも縛りを無くし、演舞最強決定戦と副題を付けた通り総合的な実力を測る大会にしたかった点、これが自分の開く最後の大会だったためより多くの参加者を募り盛り上げたかった点、日本では主流では無い66大会の試験的な実施及び66が主流の海外勢との交流等実は真面目に考えての立案でした。いかがでしたでしょうか?
また、今大会は運営である自分も参加するといった新しい試みもしてみました。そういった面から、今後の演舞大会を開催する手助けになれば良いなと思って文字起こしをすることにしました。
ただ個人成績として63部門66部門共に3位という割と好成績を残すことが出来たので、せっかくなら構築記事も兼ねようと思います。よしなに。
ちなみに63大会で使用したPTについてはこの記事の最後の方にちょっとだけ載ってます。ついでに記事見てってください。
構築について
まず大前提として、自分は66での試合経験はほとんどないです。
一度だけ海外の大会に参加したことがあるのですが、その時は作品の縛りがあったため、環境とか何が強いとかは特に参考になりませんでした。
まあこの時も自分は変なPT使ったりしてるので、そういう部分もあるんでしょうね。
てな訳でまずは調査から。
まずポケモンの66ルールの記事を探してみたんですが、あまり見つからず。
そこで、海外のサーバーに乗り込み試合を募集してみました。
その時使用したPTはこんな感じ。(ルールはパッチ適応)
同じ海外のサーバーで人形のTier表が公開されており、受けを上位の人形で固めつつ、アタッカーとしてマイナーかつ火力のあるEマミゾウとPエリス、Sしんきに任せました。最速DやちえやリングEつかさにボロボロにされつつも、何とか勝てました。
やっていて分かったのですが、海外勢にしろ、他の日本勢にしろ、66はほとんど受けサイクルが多かったです。全ての人形を起用するため、受けの傾向が強くなるのは致し方ないのかも知れません。
同じ受け同士の試合で、90分以上試合をしていた人もいました。
ただ、自分は違いました。受けを崩すには圧倒的な火力しか無いと、そう考えました。
そもそも長い試合時間やミスの許されない細かいプレイングは自分の得意分野ではありません。 絶対にどこかボロが出ます。そのボロを巻き返す為のパワーは、受けの構築には基本的には無いです。
その考えの元で、軸になる人形、使いたい人形等色々試しながら構築を組みました。
採用理由や狙い等を交えて紹介していきます。
人形紹介
この構築の要で、打ち出の小槌×こだわりリングのお陰でとんでもない火力が出ます。集弾受けも等倍ならばほぼ確実に2確を取れます。簡単にいえばこいつを通すゲームです。
この人形を採用した点として、絶対に多いであろうAえいりん、Dときこ、Eリリカ辺りに強く、ポイトラも踏まずステトラも半減というところが大きかったですね。この枠は、同じく火力の出せるEことひめと悩んだのですが、ポイトラ解除役をアタッカーに任せるのはなぁ…と思いDしんみょうまるにしました。
今回は菊水のPP切れや技外しが怖くて鎧通しを採用してます。
散弾受け兼サイクル要因です。
耐久が高く治癒力持ちながらチェンジリングも優秀な技も覚える如何にも66向けな人形です。(63でも強いけどね)
相手のサイクルカット→こっち交代エース後投げをするための捕縛縄に、今回起用した受け人形が回復技が無いのでそこを再起させる為のパワスポ、Dしんみょうまるで抜ける範囲を増やす為のバイトラ、集中豪雨等でハメられた時に無理やり逃げる為の突風を採用してます。
相変わらず雑投げ→チェンリンでの再展開が出来るのは強いですね。ただ相手もほぼ確実に捕縛縄持ちの人形を展開してくるので、それが見えてる場合はプレイングを変える必要がありそうですね。
ちなみになんですが衰弱の入った人形をパワスポで体力を起こせないことを大会中に知りました。呪い返しだと行けるからパワスポでも行けると思ってたんや…。
今回の大会で使ってみたかった人形。66では必須のスマッシュスピンがある程度使えて、干ばつも使える~ということで白羽の矢が立ちました。当初はPとよひめの予定だったんですが、アビリティ込みならAこがさの方が全然耐久高いんですよね。そこまで火力面を重視してなかったので、こっちを選びました。色々考えてるうちに水打点も欲しいなと思いかんざし型に変更しました。エース2枚のサポート役としてプラズマボール採用したは良いんですが使うことはありませんでしたね。ほぼ迅雷だけ。
今回使いたかった人形その2。徹底拘束でのサイクルカットからステトラ展開など色々やりたい放題やりたくて採用。とりあえずのホーリーフレアは火傷のダメージも期待できます。当初はAこがさが集弾受け(その証拠に蒼印)、キスメを散弾受けにするつもりだったのですが、育成している時間がありませんでした()おい!
散弾方面の抜きエースとして採用。速いかつ範囲があってスイーパーとして活躍できるかつサイクル適正のある人形を探したら、Eみまに行きつきました。ステトラは痛いですが、ポイトラは寧ろ火力を上げてくれるので歓迎。バイトラも効果はありません。
とりあえずEみまからスタートし、散弾受けを誘い迅雷でD針につなぎ火力の負荷をかけ続けるのが今回のプレイの大筋でした。そういう意味では本当に強かったですし、正解を選べたと思っています。
勘の良い型はだいたいお気づきでしょうが、今回受けを遂行するAこがさ、Eキスメ、Dこあくま、なんと全員毒弱点です!おい!!!といっても使いたい人形+そこを復活させる人形として外せなかったので、ポイトラ解除役も兼ねて採用。相手の毒人形が処理できればポイトラも展開出来ますし、受け人形の中では比較的高速なのが使いやすいなと感じました。
対戦について
2回戦 VSBarudoさん
海外勢の中でもかなり名前のある方であり、66だけでなく日本の63にも精通している、非常に厄介な対戦相手でした。
神綺と夢子が大好きで必ず構築に入ってることが有名で、本人も「絶対連れて行くよ^^」とのことだったので、基本線絶対そこに負けないように組んだつもりです。予想としてSしんきとPゆめこが来ると思ってたのですが…
全然違う!PしんきとEゆめこの組み合わせは想定外でした。
それでも、なんとかプランは維持しながら試合を優位に進めることが出来ました。
ターニングポイントとなった箇所はいくつかあり、
・初手でSひじりが突っ張ってきたことでベルトがほぼ確定
・12ターン目、AかせんがEみまに対し強気の突っ張り→次の対面で霊魂を押させDこあで受けるプレイングだと思ったので連続で迅雷押し
・16ターン目D針Dこあ対面、1回目で交代読みの鋼鉄技と打っていてかつAかせんが少し削れ菊水を耐えない可能性があるため突っ張ってくるだろうと思いシュープレ選択。これが刺さり散弾受けがいなくなったためEみまを受ける人形が不在になった。
といった具合でしょうか。いい感じに強気の読みが出来て良かったです。
準決勝 VSハエおさん
63部門の2回戦でも対戦しており、大会を通して2度目の対戦になりました。
1回戦や練習の様子をみてるとかなり受けに特化したPTを組んでおり、本人のプレイ傾向からも受け寄りのPTで来るだろうと思ったのでPTの変更はせず。D針とEみまがどれだけ刺さってくれるかそれ次第だと思っていたのですが、
全然刺さってないし、PコンガラとDレティがキツすぎる。
試合の様子やこのPTの詳細についてはハエおさんの記事をご確認ください。
本来集弾受けはEキスメとEてゐに任せているのですが、Pコンガラがポイズンボム持ってたら勝てない。それに必殺の極意の補正でD針がストショ確1になるのもきついですね。Eみまに対してDオレンジが飛んでくるわけないので初手霊魂を押せていれば、という感じでしたがそれでも結果は変わらなかった気がします。演舞勢の集合知にハエおさんのプレイングが合わさったらそら勝てません。結局そのまま決勝戦も圧勝して優勝しました。
おめでとうございます。
悔しいけど、完敗でした。
3位決定戦 VSくしちさん
3決の相手はくしちさん。比較的最近演舞を始めた方ですが、ランダムマッチで対戦していて対戦のいろはをしっかり理解しているなという印象。ここまで勝ち上がってきていますし、かなりの実力者です。
そんなくしちさんのPTがこちら。
見た感じ、D針とEみまがめちゃくちゃに刺さってます。もうDときこさえ倒せれば大地の一貫が出来ますね。これに関しては3ターン目でEリリカと対面出来た時点で勝ちでしたね。こちらがリングであることを想定してAえいりんに引いてきたらアレですけど、菊水でもEリリカはH64だけなら飛ばせますし、大地読みで来るDときこにも刺さります。結果Dときこを早々に処理できたので、あとは1体ずつ削り取るだけでした。トラップ撒けるのもときこしかいませんでしたからね。
まさにプラン通りに事を進めることが出来ました。
というわけで結果は3位。調整時間が短い中頑張ったとは思いますが、もう少し上を目指したかったですね。おおよそ決勝が70数ターンかかっているのに対し、2回戦から決勝戦までが50ターンもかからずに終わっています。勝つも負けるも豪快に。このゲームを4年、5000試合近くやってきてようやく自分に合う構築、プレイングが見つかった気がします。パワーこそ正義。
66大会を開催しての感想
さて、では今回検証の意味合いを込めて66大会を開催してみた感想等を話そうと思います。
まずルールについて。今回、PTの縛り等は設けませんでしたが、いくつか禁止事項を設けました。
それがこちら。
海外の大会では、他にも幻惑の花粉やゴルゴンの瞳等の停止技や、順風、ロザリオ等の回避を上げる技やアイテムが完全に禁止されています。
本当は縛りは特に設けなくても良いかなと考えてましたが、今回海外勢を招致する上でかなり向こうに寄せました。書いてないスキルや装飾品はそこまで強くないのでもの好きはどうぞくらいで禁止事項から省きました。
このルールがあったからこその受け主体の大会になったのはありますね。そのため一つ66大会は1試合にめちゃくちゃ時間がかかるという欠点があります。プレイヤー側も大変でしょうし、これだけの時間を確保するのが難しいという方も居ると思います。それだけで今までのように放送をしながらやるというのはほぼ不可能に近いです。
そのためこう1週間に1試合ペースで進行するという形を取るのが良いかもしれません。
それで言うとお互いの都合を合わせるのが難しいという事もあります。
以前行われた日韓戦であれば、両国の時差はそこまでないですが、欧州や米国であれば話は変わってきます。その点、時間を合わせて下さった海外勢の方には感謝しかありません。改めまして参加して下さった方々、本当にありがとうございました。
というわけでたまにはこう66大会も面白いとは思います。普段と違うルールで、しっかり構築を練って戦うのはまた別の楽しみがあると思います。運営もTonamel等を使えば比較的簡単でした。
ただ人数の集めやすさだったり、大会ルールのアレンジのしやすさは圧倒的に63に分がありますし、放送しながら出来るってのも強みだと思います。
やはり積み重ねた歴史の中でもう最適解が見つかってたんですね。
最後に、運営と選手を兼ねる事について。ツールを利用する場合は問題ないですが、放送内でやるのはちょっと大変でした。出来ない事はないですが、公平を期す為試合中喋る事は出来ないですし、試合に集中しつつも運営をしなければなりません。
今回は縛り無しというルールでやった為特に問題は起こりませんでしたが、結構縛りのある中でやるとしたらもっと大変になりそうですね。その場合運営の補助をお願いしたりするのが良いのかも知れません。昔ハエおさんの大会で副主催としてひまがっぱさんが呼ばれていたように。
結論として「出来ない事はない、ただ少し大変」という事にしておきます。今後開催される方は参考にして頂ければと思います。
最後に
さて、最後になりましたがここまで見て頂きありがとうございました。これからも演舞対戦は続けますが、3年半続けた配信活動人生に幕を閉じます。
気付けば80回以上も放送していました。最初は真面目に毎回PTを組んで、企画っぽくやっていたものの途中から面倒になり同じPTを使う事も…笑
2時間がデフォだった放送時間も次第に短くなり、画面に向かって話続ける体力も徐々に減っていき最後は1時間も放送してないと思います。
言葉遣いを注意された事も何度もあります。配信中に飲酒も何回もしてました。本当に未熟で、醜く拙い配信だったなと今でも思います。
それでもこうして大会を開く度に参加して下さる皆さん、配信を一度でも見に来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。1人の視聴、1つ1つのコメントが嬉しかったです。
動画投稿について、ちょっと今別件で忙しく8月第一週までに今編集してるやつは終わらせたいなと思います。
自分がYoutubeでの演舞対戦動画からハマったように、一人でも自分の動画を見て興味を持ってくれた人が居たら嬉しいですね。「演舞を盛り上げたい」という活動理念が達成出来たのではないでしょうか。とても美味しいお酒が飲めそうです(おい)。
てな訳で、また鳥居の向こう側でお会いしましょう。では。
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