生まれ変わりたい人No.1(私調べ)

「〜2023年下半期
生まれ変わりたい人ランキング〜

栄えある第1位は…(ここでドラムロール)

SixTONESのジェシーさんです!!!」


私は脳内でよく一人言を言うタイプなのだが、暑さでやられている最近、いつにもまして謎の妄想が浮かんでくる。
冒頭の茶番もその1つだ。
ユーキャンの新語・流行語大賞のノリで唐突にアナウンスが流れてきたときは、いよいよ一人言の域を超えている気がして我ながら引いた。

まあ、そんなことはどうでも良くて、私がSixTONESの中でも特にジェシーという人に興味を持った理由は、「この人になりたいから」という一言に尽きる。(そういえば、ジェシー担当の言い方って、ジェス担?ジェシ担?どっちもあるの…?)


私は、あまり自分軸というのがハッキリしていないタイプの人間だ。

かなり周りに影響されやすく、「私って本当に個性がないな〜」と常々思っている。

でも最近、私は影響されやすいというよりも「なりたい人物像」に近い人を見つけて、半ば意識的にその人に寄せていっているのでは、と感じた。

これは周囲の人だけではなく担当にも当てはまり、私のオタク人生を振り返ると、いつの時代も「この人になりたい」が根幹にあった。


沼落ちnoteにも書いたが、小学生の頃、花男きっかけで嵐にハマり何回か担当が変わったのち、ニノ担としてほとんどの時間を過ごしていた私。

嵐に関しては、基本的に一人でひっそりとオタクライフを送っていたのだが、今思うと結構気持ち悪いこともしていた。

中学生の頃、当時流行っていた「占ツク」でニノがメロンパン好きの設定だったとき、それまで特に好きでも嫌いでもなかったメロンパンを頻繁に食べるようになった。
後に、本当にニノの好物がメロンパンだと知るのだが、占ツクの設定だけでそこまでしていたと思うと、わりとやばい。

あとは、「ストレス貯めるなら金貯めろ」という二宮母の教えは有名だが、この教えがすごく好きだった学生時代の私は、「人に対してイライラする体力がもったいないから、あまり怒ることはないんだよね〜」と悟ったような発言をしていた。
正直、結構短気な性格なのでよくイライラしていたが、自分に言い聞かせることで少しでも「二宮和也」という人に近づきたかったのだと思う。

思春期真っ只中の私からすると「二宮和也」という人間は、飄々としていて、人懐っこいのにどこか壁があり、でも心を許した人には愛情深いツンデレな猫みたいに見えていた。

今の私から見ると、わりとオープンだしわかりやすい愛情表現をしているように見えるから、人は自分の見たいように見ているんだな〜と思うが、当時の私にとって「二宮和也」という人はそう見えていた。

あと、これは完全に私の偏見だけど、「イジメはやめようね」ではなくて「イジメって何?」という感覚を持っている人な気がしている。
(頭で良い悪いを判断するというよりも、多様性に対してとても受容的で、そもそも違いを否定するという考えがないというか。)
私は完全に頭で考えるタイプなので、そこが一番羨ましかった。

若い頃にありがちな、ミステリアスで掴みどころのない人が魅力的に思えていたあの頃の私にとって、「二宮和也」はとにかく憧れの存在で、猫背なところや腕を後ろで組んで歩く姿とか、挙げ出したらキリがないくらい細かいところまで寄せたりと、最早好きというよりも彼になりたかったのだ。

そんな感じで結構痛い学生時代を過ごしたあと、何やかんやありSixTONESの沼に落ちた社会人3年目の夏。

これまた沼落ちnoteに書いたように、SixTONES、ひいてはジェシーに落ちた決定的瞬間はNEW WORLDのソロなのだが、たぶんその前から既に「ジェシー」という人間への憧れは始まっていたのだと思う。


学生時代の私はわりと根暗な方で、自分の感情を素直に言葉にするのもかなり苦手だった。

しかし、社会人になってから知り合った友達には、しっかりと言葉にしてくれたり、明るい雰囲気を纏っている人が多く、そんな友達といるとお得意の影響されやすい性格のお陰で、素直に相手を褒められたり自然と明るくなれていることに気付いた。

年齢と共に変わる「なりたい人物像」だが、今の私にとってのそれは、端的にいうと「周りを明るくできる力があったり、しっかりと言葉にしてくれる人」だ。

そして、このイメージにぴったり当てはまる人に、この夏出会ったのだ。


ジャにのとのコラボ以降、SixTONESのYouTubeを観るようになり、少しずつ6人の性格を知り始めた。

観る回観る回全てがとにかく面白いのだが、コメント欄を開くと、もちろん面白さについてのコメントも多いのだが、「ストは誰の意見も否定しないよね」「素直に褒めるのが良いよね」といった類のコメントもよく目にした。

会話のテンポ感がよく、コントさながらのやり取りが多いのでサラッと流してしまっていたのだが、改めて動画を確認すると、確かに否定的な意見はほぼ発していないし、メンバーのことをよく褒めている。

第一印象が「頭の回転が速い柏のヤンキー」だった樹(失礼極まりない)が、結婚や子どもの話題になった際に、「俺お前らと居るのが楽しすぎて、子どもと遊べねえよ!」なんて言っているのを聞いたときは、「何だこの可愛い会話は???」と困惑したことを覚えている。

他のメンバーも、「お前らと居るの楽しい」「かっこいいよ」「そういうとこ素敵」とか、照れた様子もなく言葉にしているのをよく耳にする。
何年も一緒に活動してきて、家族以上に長い時間を過ごしてきたメンバーを、今もなおストレートな言葉で褒められるというのは、かなりすごいと思う。

そして中でも、特にメンバーを褒めている印象があるのがジェシーだ。

ジェシーというと、以前はやっぱりギャグの印象が強く、「文字に書いたような笑い方をする、明るいボケ担当のでっかい人」くらいのイメージだったのだが、彼を知れば知るほど、こんなに優しい人はいないなと感じる。

「いいじゃん!」「かっこいいよ!」というワードは本当によく耳にするし、メンバーの発言に対するフォローも息を吐くようにさらっとしている。

しかも、彼の言葉はどれも本心100%のように思えるのだ。
適当に褒めるわけじゃなくて、声のトーンや表情、仕草や身振り手振りから、本当に良いと思って言っているのだなと感じられる。
まあ、人の感情なんて所詮他人にはわからないので、もし仮にそう思っていないとしても、私がそう感じられればそれで良い。

そして、さらにすごいなと思うのは、相手のために本気で心配したり時には怒れるところだ。

「こーちがお菓子を食べるのを辞めさせたいジェシー」というのはスト担の中では有名だと思うが、初めてあの回のYouTubeを観たとき、私は結構びっくりした。
健康のために辞めてほしいっていうのが理由らしいが、他のメンバーがビビるくらい結構本気で辞めさせたがっていた。(あのときのきょも、可愛かったな)

私は元々あまり他人に興味がない人間なので、自分に影響がなければ相手が何をしていても特に気にならない。
言ってしまえば、自分さえ良ければそれでいいという自己中心的な人間だ。

そんな私には、自分以外の誰かのために怒ったり心配することは難しいな〜と感じる一方で、自分にはないものを持っている彼がたまらなく羨ましくなった。

また、元々明るい人だという印象は持っていたが、正確には「周りも明るくできる人」だと思う。

たまに垣間見える様子やメンバーの証言から、元々ここまで明るい性格ではないらしい。
きっと今の「ジェシー」ができるまでに色々あったと思うし、常に明るくいる必要はないと思うけど、やっぱり彼の明るさによって周りの人も明るくなれるのは、すごいことだと思う。

特にすごいと思うのは、彼が提供する明るさはプラスの明るさだということだ。
「ボケの人」という印象だった頃は、ジェシーをイジることで場が盛り上がっているイメージだった。
でもYouTubeを観ていると、彼のボケに皆が乗っかって、結果彼らにしかわからない謎のわちゃわちゃ空間が誕生していることが多い気がする。

誰かを下げることなく生み出される笑いというのは、かなり貴重だ。
愛あるイジリというのは確かに存在すると思うが、それが成立するのは、当事者間だけでなくそれを見ている第三者も理解できる信頼関係がある場合だけだと思う。

SixTONESの笑いは、彼らを全く知らない人が見ても成立するし、その空気感を率先して作っているのがジェシーのような気がしている。

「ジェシーが黒だといえば黒」「ジェシーが言うならそうしよ」「ジェシーがいる方に行くと良いことありそう」なんてメンバーが言っているのを聞いたとき、彼は本当にセンターになるべくしてなった人なのだなと思った。

年齢で言えば下から2番目だし、歴が1番長いわけでもない。
それでも、皆がジェシーについていこうと思えるのは、彼が本気で皆に愛を注ぎ、皆のために行動できる人だからこそだなと思う。

自分の言葉に皆がついてくるって相当なプレッシャーだと思うけど、そこに対する覚悟みたいなものが見えた「NEW WORLDのソロ」だったから、私はこの人に惹かれて、そして憧れているのだ。


私のジェシーに対するイメージは、「文字に書いたような笑い方をする、明るいボケ担当のでっかい人」から「文字に書いたような笑い方をする、周りを明るくする力を持った強くて優しいでっかい人」に変わった。

この変わってないようで変わったイメージは、今の私の「なりたい人物像」そのものだ。
彼になるには相当ハードルが高いけど、だからこそ憧れるし、少しでも近づきたくなってしまう。

好きを通り越すと「その人になりたい」という感情になってしまう私は、彼を見習い、とりあえず今まで閉鎖的にしてしまっていた交友関係を広げるため、久しぶりにあの子に連絡してみようと思う。

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