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SixTONES「声」を聴いて① | あなたにこの愛を注いでいこう

 今回は、ずっとどこかで文字にしたいと思いつつTwitterの文字数制限に阻まれて書けずにいたSixTONES 3rdアルバム「声」の感想を(今更ながら)書いておこうと思う。
 発売からかなり時間が経ってしまったが、それゆえ自分の中である程度咀嚼できてきたような気もしているので、もしお時間があればお付き合いいただきたい。

 まずは「声」について簡単におさらいしておく。

◇SixTONES「声」
 2023年1月4日発売
 共通収録13曲(うちシングルは4曲)+各盤限定曲
 初回A 15曲 初回B 16曲 通常 16曲

 共通13曲に各盤限定曲を含めた全21曲の感想を書いていく。一度に21曲書くととんでもない文字量になってしまうので、今回は①ということで、共通収録曲の1~6曲目の6曲について書いていく。

 それでは早速はじめようと思う。
 ただし、中の人は音楽の専門知識なんてないに等しいただのオタクである。そこだけご了承のうえお読みいただきたい。


1. Overture -VOICE-

 はじめて聴いたとき、私の予想と全く異なっていて驚いた曲のひとつがこれだった。事前情報はほとんどなかったし、2ndアルバム「CITY」のInterludeのように、流れてくるのはいい感じの雰囲気の音楽だと思っていた。Interludeの雰囲気がどれも好きだったので(特にNight→マスカラの流れが最高)そんな感じ、もしくはライブのド頭に流れるような短めの効果音のようなものと予想していた。
 でも、いざ再生してみるとそれは全く違っていた。
 1分14秒間、ほぼ音もなく6人の“声”だけが響く世界。
 「声」を冠するアルバムの1音目が、SixTONESの声なのはあまりにも綺麗な伏線回収というか、この曲から始まる新たなアルバムへの期待が一気に大きくなった瞬間だと思う。
 そして何より歌詞がいい。私がいちばん震えたのは最後の最後、ジェシーくんのパートからの部分「I can be myself when we sing, when we’re here」だ。「僕は僕自身になれる 僕らが歌うときに 僕らがここにいるときに」
 は!?!?!?!?
 よすぎでは!?!?!?
 「Overture」が意味するのは”序曲”。これほどまでにこのあと繰り広げられる「SixTONES」という壮大かつ繊細で美しい物語を予感させ、期待させる序曲はきっとない。


2. Boom-Pow-Wow!

 Overtureからの流れでやってくるのが、このBoom-Pow-Wow!。これはもうめちゃくちゃにテンションの上がる曲だと思う。
 もう私を含めてファンには聴き慣れたイントロだろう。Linkbuds SのCMをYouTubeで再生しながら耳を澄ませていた頃が既に懐かしい。先日のストスノ配信で突然歌い出したときは本当にびっくりしたが(あの流れなら絶対Telephoneだと思った)。
 公式YouTubeにもYouTube ver.が上がっているが、私はこの曲のMVが大好きである。これまでもSixTONES×CGのMVは何本かあったが、今までにないマッチの仕方だったように感じた。
 この曲に関しては何かを言うのは愚であろう。
 もしこの曲を知らない人がいれば百聞は一見にしかずというか、百文は一聴にしかずだと思って一度YouTubeで検索してみてほしい。というかリンクを貼っておくので観てほしい。


3. Good Luck!

 この曲はSixTONESとしてははじめての両A面シングルとなった8th SGの片割れで、ジェシーくん主演ドラマ「最初はパー」の主題歌でもあった。この曲ももうスト担は何度も耳にしていると思うが、私はこの曲の歌詞がものすごく好きなのだ。本当に本当に元気づけられる。ある種の応援歌なのに、ひとことも“頑張れ”なんて言わないのが痺れるほどかっこいい。
 私が特に好きなのは京本くんパートの「0点も100点でも自分らしけりゃ満点だろ?」。
 0点と100点という対極にありながらも残酷なほどに分かりやすい“正解”の直後に“自分らしけりゃ”というこれもある意味酷ではあるけど正解かどうかの判断をこちら側に委ねてくれる言葉を投げてくれる。毎回泣きそうになる。
 サビの歌詞は特にだが、他の部分も含めて歌詞にたくさんの“ジェシーくん”を感じる。作詞作曲された方がジェシーくんのブログを読んでいた、と聞いて妙に納得したのも記憶に新しい。


4. Outrageous

 このこれでもかというほどのシンセや縦に揺れたくなる曲調的にも、nonSTop digeSTに当てられた映像を観ても、これまでのSixTONESの曲になぞらえると「Special Order」「WHIP THAT」系譜の曲になるのだろう。この低音がぐおおおおおおってくる感じ、スト担的にはたまらない、もうDNAに刻まれてる?レベルで馴染みのある感じではないだろうか。
 私が個人的にすごく好きなのはラップパート。過去曲で例えると「Special Order」とか「S.I.X」みたいな、こういう系の“めちゃくちゃ強い”ラップが最高。
 サビ前で一瞬無音になるが、そのときの来るぞ、来るぞといった期待感が心地よい。

5. ふたり

 こちらも8thシングルの片割れで、京本くん主演ドラマ「束の間の一花」の主題歌だった。SixTONESとしては珍しいラブバラード、でもその一言で片付けるにはあまりに惜しい曲だと思う。やっぱり私は京本担なのでどうしても思い出込みにはなってしまうが、歌詞もMVも大好きかつこれからもずっと大切にしていきたい曲だ。 私はこの曲のSixTONESとしては比較的高めの音域が好きで、ドラマともリンクした歌詞が好きで、MVのラストシーンが好きなのだ。
 アルバムの中ではBPW、GL、Outrageusからふたりに“落ちる”。曲順マジックと言ってしまえばそれまでだが、シングルで聴いているときよりも、この曲の持つ“優しさ”が際立って聴こえるような気がする。


6. 共鳴

 この曲に限った話ではないが、私自身一年中SixTONESを聴いているためそれぞれの曲のリリースや発表時期と私自身の思い出がリンクしていることが多い。「共鳴」発表やリリースのときの私は短期語学留学中だったため、この曲を耳にすると(特にYouTube ver.のMVを観ると)公開から帰国まで毎朝毎晩YouTubeでMVを観ていたことを思い出す。まぁ私の思い出なんてどうでもいい。
 この曲はアニメ「半妖の夜叉姫 弐の章」オープニングテーマで、昨年3月に6枚目のシングルとしてリリースされた。夜叉姫の曲といえば(一期の“NEW ERA”もそうだが)、夜叉姫要素を残しながら““SixTONES””な歌詞が私はもう大好きなのだ。
 いずれ「共鳴」にフォーカスした文章も書きたいと思っているのでここでは多くは書かないことにするが、私が震えるのは“この座組なら昂然”というフレーズ。かっこよすぎる。


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