2023.2.18のSixTONESANNは間違いなく神回だった~叶わない夢など俺らにはない~ | あなたにこの愛を注いでいこう
今回話したいことはタイトルの通りで、「2023年2月18日のSixTONESANNは間違いなく神回だった」ということだ。
間違いない。いや、まちないない。
全スト担が聴いて胸に刻んでおくべき放送だと思う(主語がでかい)。
なんとかタイムフリーが間に合う期間内に書き終えたいと思い、急いで書いている。
本当にギリギリだが、本日2月25日23:30まで聴取可能なので未聴取の方は今すぐ再生しよう。
さて、「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」は毎週土曜日23:30〜 ニッポン放送をキーステーションに全国で放送されているラジオ番組だ。
ただし、今回はオールナイトニッポン55周年記念特番として55時間生放送中の中の1時間30分であり、タイトルも普段とは違って“サタデースペシャル”が外れた「SixTONESのオールナイトニッポン」だった。
毎回固定パーソナリティーの田中樹くんともう1人、SixTONESメンバーがランダムで登場するが、今回の担当は京本大我くん。つまり、“きょもじゅり”コンビでの放送となった。
オープニングトークはオールナイトニッポン55周年の話及び55時間連続で聴こうとしているリスナーはいるかの話から3年半前の単発回、2019年8月1日の“SixTONESのオールナイトニッポン”を覚えているかの話へ。
この枠(土曜23:30)では150回目、「オールナイトニッポン」を冠する放送は2回目、1部の放送としては4回目というこんがらがるような数字も登場し(笑)、途中京本くんのSiri(なぜか英語)が起動するなどの不思議な出来事がありながらもいつものように進んでいった。
もちろんいつものような軽快なトークも素敵だった。メールを送ってくるリスナーとやり合う(?)場面もあった。
ただ、今回の最大の聴きどころはなんといっても“過去を振り返る2人”だろう。
オールナイトニッポン55周年記念の共通トークテーマは、「あの頃の自分に言いたいこと」だった。
ここでは、それはそれは“エモい”言葉たちが並んでいった。
私は、デビュー前のSixTONESを知らない。というか、(もともとジャニオタだったので)SixTONESの存在は知っていたがせいぜい少クラでパフォーマンスを観るくらい。
この頃から応援していれば、と何度も思ったことがあるが、人がなにかと出会い、それを好きになるタイミングには意味がある。
それと同様に、SixTONESのデビューのタイミングにも、きっと意味がある。
「どうせ俺らデビューできねぇしな」
「私服で少クラに出たことがある。グレてたんですよ。」
このラジオで2人はそう言ったが、私はそれをリアルタイムでは知らない。
雑誌の1万字インタビューやデビュー記念企画、本人たちがラジオやテレビで言っていたこと、当時からのファンの人たちのツイート。
情報源はあるから、こういうことがあった、という“事実”としてだけ知っている。
ただ、改めて本人の口から聞くと、重みも変わってくる。
2人が言うことには、2018年のYouTubeアーティストプロモから劇的に変わった、とのことだった。
「これ頑張ればデビューあるぞ」
「可能性を感じた。意識しはじめた。」
「2018年くらいからは“仕切り直し”のような」
「本気で結果出そうとしてた」
真っ暗闇の中、一筋の光が見えたような感覚だっただろう。もちろん彼らとは状況は違うが、私にも“一筋の光”が見えた経験はある。
“ひえおじ”(SixTONESANNのスタッフさん)にも、初回の単発放送での6人を「1ミリも覚えてない、ごめん」と言われてしまった2人。しかし、これはSixTONESとひえおじたちが築いてきた関係の結晶ともいえるようなやりとりだと感じた。信頼関係がなければ、“覚えてない”なんて言うことは難しいだろう。
きっとそれも、初回の単発放送からレギュラーになって、それが続いている今日までずっと変わらないSixTONESの誠実さが支えているはずだ。
「キツイときももちろんあったんだけど」
「そんときめちゃくちゃきつくて、一歩間違えれば全員腐り果ててた。」
「それぞれも、グループとしても。」
本人たちが、一体どんな思いで当時のお仕事をしていたのかは、それは本人たちにしか分からない。
ただ、今回の放送で“生”の言葉を聴くと、やっぱりしんどいことも本当に多かったんだろうと推測するのは容易い。
そんな中でも、
「こうしときゃよかったとかあんまりない」
「意外とさ、今振り返ると意外とうまくいってない?
「掴むべきチャンスはちゃんと掴めてきたと思うよ」
「耐えりゃいいことあるよ」
「意外と変えたいみたいなことはないな」
「意外と今うまくいってて楽しくない?」
「ちゃんと積み重ねてきたとこあると思うよ」
これまで2人が、SixTONESが歩んできた道のりを振り返ってみて、それを“よかった”と思えている時点でとんでもなくすごいことで、いちオタクとしてはそれだけで号泣案件なのだ。
「今の未来を教えてあげたい。ラジオでレギュラー持ててるよ。ちゃんとデビューできてるよ」
そう、樹くんは言った。
この言葉に一体どれほどの想いが込められているだろう。
京本くんも、「絶対喜ぶよ、彼ら」と付け加えた。
デビュー日でも結成日でもない日にこんな気持ちにさせられることなんて滅多にない。
“あの日の偶然の出会いから始まった”SixTONES。今日までずっと6人でいてくれてありがとう。
きょもじゅりは過去のことを忘れてしまう、という話からジェシーくんについて、「俺らの10年くらい前の写真とか持ってる。バカレア組の頃も。」「スマホ変えるたびに(データを)移してる」という話があったが、私はその後に京本くんが言った「メモリーだよあいつは。SixTONESの」が忘れられない。
ジェシーくんが“SixTONESのメモリー”でいてくれるのは素敵なことで、大切なことだが、きょもじゅりの“過去を忘れる”もきっと大切なことだ。自分や、周りの人を守るためには忘れた方が都合の良いことも多い。私でもそうなのに、好意的なものも、そうでないものも含めて常にたくさんの目にさらされている彼らは言うまでもないはずだ。
だから“SixTONESのメモリー”ジェシーくんも、“覚えていそう”な北斗くんも、“忘れてしまう”きょもじゅりも、“絶対覚えてない”髙地くんも、“いつも適当にしゃべってる”慎太郎くんも、全員がそのままでいてほしい。全員がそのままで素敵だから。
特別企画「クイズあの頃」は、昨年6月の放送で“オールナイトニッポンっぽいことを全部やる!”の下行われた「バック・トゥー・ザ・ANN」では盛り込まれず、唯一残されていた企画・クイズを“縦にも横にも伸ばしたもの”。
SixTONESの“あの頃”にまつわるクイズが2019年8月1日の単発放送の音源から出題された。
6人とも声が若いし、話し方も若干たどたどしい。
その最終問題、6問目でのこと。
問題となっていたのは、ジェシーくんの「(8・8で東京ドームに来ている他のJr.のファンも)全部俺らのファンにしちゃおう」を受けて発言した樹くんの言葉。
その問題の答えが、「東京ドーム公演できる」だった。
正直鳥肌が立った。
前述した通り、私はJr.時代のSixTONESを知らない。よって私はこのときの放送を聴いていないのだが、言霊の力というか、有言実行というか。口にした想いを叶えていくSixTONES、最高にかっこいいなと思ったのだ。
そしてこれは、ひえおじたちからの“ドーム公演おめでとう”のメッセージにも思えた。
CMの直前、樹くんが叫んだ、「3年前の俺!今年できるぞ、ドーム!」
これだけで涙が出てくる。
日付が変わる頃に樹くんからの“僕たちふたりからのリクエストです”の曲振りでオンエアされた「オンガク -声 ver.-」。
そもそも私はこの曲自体を“めちゃくちゃSixTONES”だな、と思っているのでもう本当に泣けてきてしまう。
そもそも「オンガク」がめちゃくちゃ名曲で大好きだったのによすぎるラップ詞なんてつけられてしまったら頭を抱えるしかない。『歴史に残る数人より 君の景色に映る一人がいい』なんて推しに言ってもらえるオタクなんて世の中にどれくらいいるんだろう。
“もともと俺らラジオやりたいって言ってた”、“レギュラーめっちゃほしい”
過去に口にしてきた夢は、デビューした今、無事に叶っている。
先日の放送で髙地くんが「この番組でヒルナンデスに出たいと言い続けたら出られた」「俺はこのラジオを夢が叶う場所だと思ってる」のようなことを言っていたが、それもあながち間違っていないのかもしれない。
デビューシングルのカップリングで力強く歌う、“叶わない夢など俺らにはない”。
まさにその通りだと思う。
これからもSixTONESがひとつずつ夢を叶えていく過程を、見続けさせてほしい。
もう一度だけリンクを貼っておこう。
これはニッポン放送のものだから、エリアフリー会員以外の方はぜひお住まいの地域の局からお聴きいただければと思う。
最後に、これからのSixTONESと“リトルストーン”も、“SixTONESANN”と楽しく笑っていますようにの願いを込めてこの文章を終わりたい。
ハピネス!
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