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ワークスアプリケーションズのインターンに参加したときに感じたこと

最近ワークスアプリケーションズの業績不振のニュースがいくつか報じられました。
もう6年前の話になりますが、2013年に夏季インターンに参加したときの記憶を思い出したので、書こうと思います。

このnoteは100円の有料noteに設定しようと思っています。
ワークスの悪口を書く気はなく、「こういうインターンを受けて、こういう風に感じた」という内容です。
ただワークス側にネガティブな内容は含まれます。
あくまで僕が参加したのはたった1ヶ月のインターンで、実際に働いたわけではなく、
ワークスの内情に詳しいわけではないので、本当にワークスの内情を知りたければ、冒頭に引用した退職エントリなどを読んだ方がいいと思います。
ただ、インターンに参加したときの感触から、現在の業績不振は納得感がある、とだけは書いておきます。

僕が書こうとしているテーマは、一言で言えば、
「優秀な人材って何だ?」
です。

インターンシップの概要

今もやっているのかはわかりませんが、2013年8月に僕が参加したインターンシップは、ちょっと珍しい形式でした。
当時の就職活動は、4月が大手企業の面接解禁で、優秀な就活生であれば4月に内定を得て、ちょっと遅くなると5月頃。
夏に入ると、相当厳しくなる、というスケジュールになっていました。
そんな中、ワークスは8月に大学4年生向けのインターンシップを開いていました。

日当は確か8000円で、20日間のカリキュラムなので、トータルで16万円もらえるので、
単純にアルバイトと考えても割がいいものでした。
更にインターン中に一定上のランクをとると、入社パスがもらえて、何万円か報奨金がプラスされることになっていました。
入社パスをとると、ワークスに入社する権利が得られるだけでなく、仮に他の会社に入社したとしても、2年間(1年だったかもしれません)は選考なしでワークスに転職可能になります。

学生からすると、お金的にもいいですし、内定もらってる会社を辞めたくなったときに入社パスを切り札に使えますし、いい条件でした。
ワークス側のメリットはあまりない気がするのですが、
大手企業の内定をもった優秀な人材を横からかっさらうという目的があったみたいです。
今の売り手市場の採用と違って、当時は企業の人材獲得にかける熱意が低かったので、
人材獲得にこれだけコストをかけているワークスは異質でした。
インターンシップの内容は、「超困難な課題を解決する!」みたいなやや曖昧な説明だった気がしますが、
みん就などを見ると、参加者全員にノートPCが貸与されて、それを使ってちょっとした開発を行い、
開発した成果物をワークスの社員にレビューしてもらい、評価が決まる形式のようでした。

僕自身はあるSIerから内定がありましたが、何かでワークスのインターン募集を見て、内容的にプログラミングの勉強としてちょうどいいなと思い、応募することにしました。

インターンシップの内容

事前に情報収集したとおり、基本的にはノートPCを与えられて、課題を自己解決するスタイルでした。
年によって違うらしいですが、僕のときは、
個人開発→グループ開発→個人開発
の順だったと思います。
課題の詳細に触れることは控えますが、基本的には与えられた課題があって、それを解決するアプリケーションを数日間で開発するという内容です。

独特だったのは、ノートPCとプログラミングの教科書だけが机に置かれていて、「課題についての質問は一切受けない」というスタイルだったところです。
つまり「必要な情報はすべて伝えてあるから、それでわからないのであればお前のせいだから、自分で調べて考えろ」ということです。
自走能力を見極めるよう、構成されていた気がします。

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