地域を活性化させる連携

お疲れさまです。
本日は、保健所からのご依頼で給食施設従事者の方を対象とした研修会で講師をしてきました。
タイトルは、

「地域を活性化させる連携」

はい、すごくハードル高いです。
言語聴覚士の専門性はほぼ出てきません。
しかし、「是非に」と言っていただいたので、頑張ってやってきましたよ。

内容は、
・地域包括ケアシステムの概要
・栄養管理の重要性
・食事形態と嚥下機能の関係
・地域や所属先の特性を知る
・連携の第一歩はアピールすること
・連携に有効なスキルやコツ
・地域を活性化させる連携の3つのステップ
といった内容です。

これを90分間に詰め込んじゃいました(笑)
しかし、今回お話したのはほんのインデックスにすぎません。
各論は各自でお願いしますスタンスです。
研修会とは、知らないことを知る場だと自分は考えています。
なので、知らないことがわかったら自分で調べて学ぶのが次のステップです。
わからないことはわかる人に聞きます。
わからないからセミナーに行くというのは時間が勿体ないなぁと思ってます。

地域包括ケアシステム

この言葉と向き合ったのは入職してすぐでした。
院長より発せられたその言葉。
何も知らなかった自分。
しかし、その言葉を知った自分。
そこから、いろんな本を読んで学んでいきます。

ある日、院長より
「地域包括ケアシステムってなんやと思う?」
と問われました。

「近所にいる人たちが幸せに暮らせるようにするもの」

自分は熟考もせずに答えてしまいました。

「そう、それでいいんだよ」

院長は褒めてくれました。
なんと浅はかな回答だったんだろうと今では思いますが、褒めていただきました。
とても嬉しかったです。
社会人として褒められたのは初めてだった気がします。

それからは、
少しでもそうなるにはどうすればいい?
自分にできることは?何が足りない?
リハビリ科は何をすればいい?
病院が目指すものはなんだろう?
などを考えるようになっていきました。

カッツ理論のテクニカルスキルは立場として必要です。
しかし、それと同じくらいヒューマンスキルは大切であり、今後にも大いに必要となるものであることを知ります。
はい、知りました。
知った後は学んで身につけるだけです。

いろんな方といろんなことをやってきました。
そんな中で、その学んできたことをお話させていただく機会も多くなってきました。
本日もそんな機会の一つであり、とても充実した時間を過ごすことができました。

自分は研修会の最後に明日の自分へのアウトプットのワークを取り入れています。
本日知ったことをやるのかやらないのか。
やるなら何から始めるのか。
やらないなら何故やらないのか。代わりに何をするのか。
などをアンケートの裏などのスペースに書いてもらいます。

研修会の終了時に強制的にアウトプットの機会を作る。
これもこれまでたくさんの研修会を受講する中で知った研修会のやり方です。
これを考えた方はすごいです。尊敬します。感謝します。お世話になってます(笑)

アンケートには、「明日から職員とコミュニケーションを取る」や「地域包括ケアシステムを学ぶ」、「食事形態を見直すために厨房スタッフと話し合う」などの明日からの第一歩がたくさん記載されていました。

応援します。
そして、自分も頑張ります。
地域を活性化させるのはその地域の人たち全員です。
みんなで一緒にやりましょう!

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