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日本人がタイで介護に挑戦すること

前にも書いたが、タイで介護施設を開設しようと準備をしている。
6月バンコクの郊外にオープンする予定。

タイでも少子化と医療技術の発展により、日本のような高齢化社会が進んでおり、介護離職などの社会問題も進行している。
しかし、政府も企業もそれに対する対応は遅れており、家族の介護に頼らざるを得ない状況が続いている。

タイにもすでに800近い介護施設がすでにあるが、あまり良い施設ばかりではなく、質が低いものも多い。
日本のような、「自立支援」という考え方は少なく、介護施設に行ってもご利用者はベッドの上でずっと寝ている状態のところが多い。
そのため、要介護になってから数年で亡くなってしまうケースが多い。

私たちはそこに切り込みたい。と考える。

要介護になっても、「長生きできて良かった!」と思ってもらえる生活を提供できる施設を作ってみたい。


人間は生きている限り元気に過ごしたいと考えるものです。しかし、脳卒中、認知症などの病気になれば、それがかなわないことも多いと思います。
タイのドリームナーシングホームでは、そんな方々に、自立を促す支援をしていきたいと考えております。これを「自立支援介護」という。これは日本でも2017年より提唱されている考え方です。

具体的には、自分でできることは自分で行っていただくことや、リハビリテーションを通じて体の機能を回復するアプローチを積極的にしていきます。また、余暇の時間には、レクレーションで人とのかかわりを通じてコミュニケーションを高めていただいたり、楽しみも提供してまいります。

そのような活動を通じて、生涯イキイキと生きがいをもって暮らしていただける施設を創ってもまいります。


タイ人女性の社会進出のサポートをしていきたい

また別の視点では、タイ人女性は社会参加している方が非常に多い印象です。(タイと日本では女性の就業率はタイの方が高いと言われている)

しかし、ご両親が要介護状態になってしまったときに、田舎に帰って介護をする必要が出てしまい今までのキャリアが途切れてしまう可能性が出てしまいます。

そのような介護離職問題は、日本でも大きな問題となっており、政府も対応に乗り出しておりますが、ここタイではまだ全く対応がなされておりません。この問題を解消するために、安心してご両親を任せることができる良質な介護事業所(ナーシングホーム)が必要です。

良質なナーシングホームが増えることで、要介護者、仕事を続けたいと考える介護者、そして雇用者側(企業)にとってのメリットが生まれると考える。

ドリームナーシングホームはこの問題解決のためにも、非常に重要な役割を果たせると考える。


日本は世界でも有数の高齢化社会です。ここで培ってきた経験をぜひタイバンコクで活かして行きたと考えています。


名前はドリームナーシングホーム 夢のような施設にしたい!


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