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Ilie tour 2021 “omajinai” 恵比寿 LIQUIDROOM公演を観て

Ilieのライブにはいつだって歌詞の中にもMCにも「本当の言葉」しかないんですよね。
サクライケンタさんがアーティストとして紡いだ曲の世界と、金子理江さんが日々で感じたことを、想いのままに語るMC。
二人の間に通じているのは、この世の中で息苦しく、膝を抱えて生きている人達が1人残らず、明日もまた歩んでいけるように、あるいは、そのままうずくまっていてもいいから、みたいな気持ちが伝わってくる、妖精のような寄り添い方。
とはいえ決して「率いる」のではなく、みんなでこの世界を作っていこうというライブへの姿勢。
観客を救いつつ、観客からも救いを求めつつ。
そんな幸せな共有空間がもっと広がっていけば、世界は優しく変わっていくのかもしれない。
そこまで壮大に考えてしまう、愛に満ちた時間でした。 

サポートを頂けるような物は書けていませんが…。