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起業家の子育て/家族

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連続起業家は、子育てと介護をどのように捉え、解決していくのか。 2人の子育てと、親の介護に関わるあれこれ。
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#介護

最期の7日間と、旅立ちの7日間

最期の7日間それは、あっという間の出来事だった。 急遽自宅へと帰ることになった父。 「このまま病院に居つづけてはいけない」 よくわからないザワつきに駆られ、自宅に帰った父は、一旦良くなりそうな気配はあったものの、やはり大きな変化は見られなかった。 少しづつ状況が悪くなりつつある中で、母親は、まるで赤ちゃんの世話をするように、介護をしている。 状況を受けとめきれないのか、わかっていないのか、それはわからない。 でもこの物語の終末は遅かれ早かれ、 最初に入院した医師も

面会から3日で在宅介護を選択

変わり果てた父との対面から三日後、私は在宅介護の決断をしました。 そして決断の翌日、父は家に戻ってきました。 きっと、一般的にはこのスピードでの判断や帰宅は出来なかったと思います。 自分なりの備忘録と、誰かの判断のひとつになればと思い、記録しておこうと思います。 (あくまでも個人判断ですので、何かを批判するものではなく、また正しさを伝えるものではありません。) 経過1月11日、容体がおかしいことからの10時過ぎに救急車で夜に搬送。 翌日午前3時にコロナ感染が確定。コロナ

介護のはじまり

わが家にも、介護がやってきました。 それは突然のこと。 1月にコロナで病院に運ばれ入院。 それがきっかけに身体機能が影響を受け そのまま退院できずに、転院。 コロナ病棟で会えず わが家のインフル騒動があり そしてようやく今日、 40日ぶりに再会をしたのですが、 まったく別人になっていました。 自力で水も飲めず ご飯もほとんど食べられず 認知症と薬の副作用で常に眠そうで もちろん立つこともできません。 もう、あの父を見る影もありません。 正月には家族で焼肉食べてい