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【読書記録】2024年5月

自分自身のアウトプットもかねて、今月読んだ本をご紹介。
今後少しずつ増えていくと良いな~

では、さっそく。

●ユーザー中心組織論 あなたからはじめる心を動かすモノづくり(金子剛/並木光太郎 著)

「ユーザー視点」を起点に、多くの人の心を動かすモノづくりがどのように生まれるのか?を紐解きながら、価値の共創が出来る「ユーザー中心組織」の作り方について書かれた本。

多様な考え方、視座がある組織の中で何を拠り所に仕事をするかと言えばやっぱり「ユーザー」(=私の中では顧客)なのであって、読みながら「わかる…」と首を何回も縦にふったのを覚えている。

特に、「全員を喜ばせるのではなく、まずは具体的なひとりのユーザーのためにものづくりをする」というマインドセットや、
共創のための5つの要素(ビジョン・ビジネス・チーム・サイクル・カルチャー)など、概念的に整理された部分が沢山あったのと、

最近自身のプロジェクトで悩んでいたことが、「各部のエキスパートが集まるプロジェクト」と「役割中心の組織」をどこか混同していたことが原因だったとわかって、
シンプルにその価値の先にいるユーザーや目的に対して、思いがある人が動くことが正解なんだと思えたのが一番の収穫だった。

シンプルでボリュームもさほど大きくないので、組織を作るうえで何度も立ち戻りたい本でした!


●抜擢される人の人脈力 早回しで成長する人のセオリー(岡島悦子 著)

個人の市場価値を高めるキーワードとして「抜擢される力」を挙げ、そのために必要な能力開発と人脈構築について書かれた本。
「人脈スパイラル・モデル」と称し、まずは自分が何屋であるか(=タグ)を示すところから、実績を作り仲間を広げ、いつしか機会を取りにいくという一連の流れについて解説されている。

タグという考え方自体は転職市場などでもよく耳にするが、個人的にこの本で強烈に描かれているのは「タグを作って自分をブランディングする」ということに限ったことでは決してなく、
泥臭いくらい目の前のことに「コミット」し、「継続」し、相手の期待値に応えて「信用」「信頼」を勝ち取るという、機会創出に必要なマインドセットだと思う。

「この人に任せたら絶対にやり遂げてくれる」という信用は紛れもない武器であり、そのコミットの積み重ねで自分のキャリアが開かれていくことを再認識。信頼の上に仕事が成り立つからこそ、日々の依頼に応える姿勢を大切にしたい。
(もちろん将来何を描くかを戦略的に考えることも大切!)


以上。
書くにあたってさらっと読み返して、自分の整理にもなった!
来月も続けるぞ~

読んでくださった皆様、ありがとうございました!

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