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<まっしー運命学研究所>理想世界5

ども、前回の続きです。

「自分の理想は、人それぞれの個性を曲げずに育て、足らぬ所は他と埋め合う社会です。
生活の基本体型は、テクノロジーに任せ、人はただ日々を楽しむ。
現代は無駄なことが多過ぎます。
売る為に要らぬ営業をしたり、時間を潰す為や在庫を持つ為に物を作ったり、先の不安解消の為に貯金をしたりと、無くても良いものに溢れています。
必要分だけで満足出来るような人の心が要りますね。」

「左様。
前ならえ右ならえを叩き込まれて、ねじ曲がった自尊心を個性としておるからな。

誰かのねじれがまた誰かのねじれを生み、無駄なことが行われていく。

真っ直ぐ生きようとすると辛いのが今の世の中のようじゃ。

だがおぬしは曲げない芯を見つけておる。

自分自身の神と繋がったようじゃの。」

「誰にだって備わる機能なのですよね。
人にはそういう不思議な力が在ります。
これを感じた人に扱えるわけで、それは無いでしょって人には無い。
理論理屈が先に来てそれしか見ない人には今の所見えない力ですね」

「それは死ねば理解出来るぞ。ちょっと確かめるか?」

「勘弁してくださいよ。」

「はははっ、いちいち理由なぞ付けなくても良いからな。
そう感じたのであればそれで良い。」

「そうですね。
それに世の中それを科学的に証明しようとしてる凄い人達がいると思っていますので、いずれは広まることですし、自分はとにかくこの肉体をフル活用し、楽しもうと思います。」

「人間は愚かな生き物と思い込んでいる人達は、もうこの星からいなくなる。

最高の設計が人間にはあるからな。

出来る限りの幸福に包まれた未来を思い描くが良い。」

「はい、ありがとうございます。
ここに欲が入って来ると大体自分はおかしなことになることは分かってますが、欲にも質が在りますよね?」

「それはあまり考えなくても、間違ったことをすれば間違いに気付くようなことが起こるもの。
心の力は自分にも他人にも作用するし、想像の世界の法則と同じような形で働く。

一定の法則を理解しておれば欲張ろうと無欲であろうと自然と穏やかな心境になるのが人間という生き物なのじゃ。

好きに生きれば良いではないか。」

「真の自由世界への心境ですね。
それを得た人ばかりの世の中になると思うと、感激の震えが止まらないです。
言ってしまえば他力本願なわけですが、その他力の"他"が何かということが重要と考えてます。」

「ふむ。
人と人が、人と動物が、人と物が、人と自然が。
これらをほぼ完全に切り離してしまう癖を持っていることで、結局自分の首を絞めることになる。
物は全て循環しておるからな、全ては繋がっておる。
自分を大切にすることも他人を大切にすることも同じという基軸がある以上、全てが良くとらえられるようになる。」

「地球上全て皆がかみ合う、繋がった世界を見てみたいです。
好き嫌いがあることは当然のこと。
誰もが仲良しなんていう子供染みたことは言っても多分受け入れられませんが、競争社会のねじれが無駄な心境を作っているだけなので、いずれ落ち着くと思っています。」

「穏やかな世界の創造だな。
それとだな、もっと具体的に想像せよ言うておろうが。」

                …つづく


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