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9月入学の話、自分のことしか考えていなかった

9月入学について、見送る方針が明らかになりましたね。

9月入学の話が出たとき、私自身は「まぁ、いいんじゃない?」といった気持ちでした。

というのも、我が家は既に小学生になった子どもが2人いて、特に上の娘は小5になったところだったので、勉強の遅れも気になっていました。それに加えて、5年生って委員会活動や宿泊学習など、小学校生活の集大成の始まりみたいなところがあるじゃないですか。
勉強面も内面的にもぐーんと成長する時期だと思っていた矢先の休校で、子どもたちが、というよりは私自身が残念な気持ちでした。
そんなこともあり、この学年が来年9月まで伸びるなら、勉強も、行事もカバーできるんじゃないかと軽く考えていました。

ところが、フェイスブックで年中の子どもを持つ友人が意見を述べていて、なるほど!とちょっと考えてみることにしました。

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やっぱり考え事は手書きじゃないと…というレトロな人間なので、メモ書きをそのままお見せしちゃいます。

まず「※1飛び級」の時点でメモがごちゃつく(ダメ人間)。
下に書き直しました。

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いろいろ書いていますが、今の年少・年中・年長のまま、来年の9月入学を迎えるとすると、現年長さんと現年中さんの半分が1年生となって入学しますよ、という話。
「人数多いだろ!」「年齢差がありすぎて一緒に勉強できないだろ!」というのが問題視されていましたね。あ、ニュースで言ってたやつこれね、と理解。

で、友人のお子さんはこの図の中の星がついている子にあたるそうです。「人数」「年齢差」にフォーカスが当たっていますが、この星の子は年長さんを経験しないまま1年生になりますよね。

でも実際はおそらく4月の時点で学年の編成を調整することになったんじゃないか?と思います(メモで言うと案2)。一時期ニュースでは「年長さんは3月で卒園して、9月の入学まで暇」的な報道をされていましたが、それはない、と思う。実際、この半年間が「ゼロ年生」案ということになるのですね。
特に幼稚園なら、編成を変えても4月に入園児を入れなければ実際の園児の数は変わらないから、現状の職員のままで対応できるはずだし、星印の年中さんへ入学に向けての準備もできます。ゼロ年生よりマシかと。

(元)保育士の目線から言っても、2児の母の目線から言っても、幼稚園・保育園の年長さんってすっごくすっごく大事です。下の子の面倒を見るお兄さん・お姉さんという機会も多いし、小学生との交流もあって「もうすぐ入学だ~」みたいな準備期間。
年長さんだからこその行事も多く、下の学年から見たらあこがれの存在ですよね。「いつか私も」とか胸を膨らませていたのにその経験ができない(少ない)なんて~(涙)そりゃ反対だわ。

他にも、※2,4のように進学するたびに教室や先生が足りない話浮上とか、※5受験の度に激戦疑惑とか、この人数の多い学年があるばかりに対応しないといけないことが多すぎですよね。
※3アメリカ同様6月あたりに卒業した大学生の一括採用の入社時期は9月でいいのか?(っていうか一括採用やめて)とかも気になるところです。

国際的に9月入学が主流ということですが、日本と入学月が違うから留学しない、っていう人聞いたことないです。学生の時期にそういった調整の半年や1年が入ってしまったとしても、無駄ではないと思います。

ちょっとのんびり考えていたら、結局は見送りの見通しになってしまった9月入学案でしたが、なんだかんだと自分で考え、なるほど、あ~これか、と落とし込むことは有意義な時間でした。こんな時間、もっと増やすのもいいかも。

記事を読んでいただき、ありがとうございます。