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【MLBトレード】藤浪晋太郎のBAL入り

 BALがOAKから藤浪晋太郎(残り半年?)を獲得しました。OAKはイーストン・ルーカス(残り6年)を獲得。

〇ファーストインプレッション

 数年ぶりにプレーオフを争うBALはパフォーマンスの改善を見せるハードスロワーを獲得ということで単純にリリーフの枚数が増えたのは大きかったと思います。OAKは売り物にならない危機がありましたが、リリーフに配置転換した判断が奏功したと思います。

〇BALサイド

 既にリーグ上位のリリーフ陣を擁していますが、スモールサンプルながら7月にカノやクロームといった実績面から1年間パフォーマンスを継続できるか不安な勝ちパターンのリリーフが打たれ始めています。また、勝ちパターンではないボーマン、ペレス、ギラスピーらが勝ちパターンの投手と差が大きいことから、藤浪は勝ちパターンとそうではない投手の間に位置するリリーフとして現在のBALにフィットする存在だと思います。

 藤浪の枠はレスターをDFAして空けましたが、BALが本気でリリーフの盤石化を目指すのであれば、ボーマン、ギラスピーの枠に新たなリリーフをトレード補強することもありそうです。

〇OAKサイド

 1年契約で獲得した藤浪を何とか売り切ることに成功したのでよかったのではないでしょうか。イーストン・ルーカスはMLB公式ではBAL傘下TOP30に入っておらず、BAでは同30位だったので絶妙なポジションの選手が加入したという印象です。3年前にジョナサン・ビヤーとのトレードでBALに加入した当時は球速が90mph前後と遅かったものの、今季は最速97-98mphまで伸びているようでリリーフとして面白そうな存在になりえそうです。変化球はスライダー以外はイマイチなようなので引き続きリリーフでしょう。コマンドに難があるようで被弾を多く浴びています。プロスペクトとしての評価もmid seasonで上がっているのではないでしょうか。

〇総評

 BALはリリーフ陣の上位と下位に差が大きく、ちょうど中間的な位置付けの投手に需要があったところ、投球パフォーマンスを改善させた藤浪がフィットしたと思います。なお、見返りと見ると、やはりオフにはFAなのでしょうか?参考にしているCot's Baseball Contractsでは、筒香の契約には以下のような文言があった半面、藤浪には同様の文言の記載が無いので6年コントロールなのではないか?という疑いを持っています。とはいえ、トレード放出したということは、きっとオフにFAなのでしょう。

Tsutsugo to be eligible for free agency after 2021 season

Cot's Baseball Contracts

 OAKは最速97-98mphまで球速を伸ばしたリリーフを獲得できたのはスティールと言えるかもしれません。左投手ですし、制球がある程度まとまっているくらいに改善すれば一気にMLBで戦力になりそうです。

※画像はMLB公式


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