【2022トレードデッドライン】売り手チームの動向
トレードデッドライン直前ということで、売り手チームのトレード候補と想定見返りの規模感をまとめました。ただ、プレーオフ進出チームが6チームに増えたことによる買い手増・売り手減で売り手優位になった可能性は考慮していません。また、放出の可能性もA~Eの5段階で評価してみました。
〇WSH
・OFフアン・ソト（残り2年半） 放出可能性：C
想定見返りは、MLBデビュー済の若手1～2人全体TOP10レベルのプロスペクト1人を含む全体TOP100クラス3～4人＋さらに1～2人の5～6人です。2016年オフCWSによるクリス・セール放出にMLBデビュー済みの若手1人を加えた程度を想定。成立するとすればマッシブな見返りになるでしょう。
・ジョシュ・ベル（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP20クラス1~2人＋さらに1～2人の2~3人です。2021年デッドラインMINによるネルソン・クルーズ放出と同程度を想定。
・ネルソン・クルーズ（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30外又はPTBNL1人です。2019年デッドラインCINによるスクーター・ジェネット放出と同程度を想定。
〇CHC
・ウィルソン・コントレラス（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、MLBの若手1人又は傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2021年デッドラインMIAによるスターリング・マルテ放出と同程度を想定。
・イアン・ハップ（残り1年半） 放出可能性：B
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2021年デッドラインPITによるアダム・フレイジャー放出と同程度を想定。今季キャリアハイなので売り時だと考え、Bにしました。
・デビッド・ロバートソン（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む1~2人です。2021年デッドラインWSHによるダニエル・ハドソン放出と同程度を想定。
・ドリュー・スマイリー（残り半年＋1年相互オプション） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む1~2人です。2019年デッドラインPITによるジョーダン・ライルズ放出と同程度を想定。
・マイケル・ギブンス（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30外2~3人です。2019年デッドラインMIAによるイミ・ガルシア放出と同程度を想定。
・クリス・マーティン（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30外1~2人です。2019年デッドラインDETによるダニエル・ノリス放出と同程度を想定。
※執筆中、現地7/30にトレードが決まりました。
〇CIN
・タイラー・マーリー（残り1年半） 放出可能性：B
想定見返りは、全体TOP100内1人、その他に傘下TOP10内1~2人、その他1~2人を含む2~4人です。2017年デッドラインOAKによるソニー・グレイ放出と同程度を想定。カスティーヨを売りさばいたのと同じ要領で売りに行くと考え、Bとしました。
・ブランドン・ドルーリー（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP20内2人を含む2~3人です。2021年デッドラインCHCによるアンソニー・リゾ放出と同程度を想定。
・ドノバン・ソラーノ（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30外1~2人です。2021年デッドラインARIによるステファン・ボート放出と同程度を想定。
〇OAK
・フランキー・モンタス（残り1年半） 放出可能性：C
想定見返りは、全体TOP100内2人、その他に傘下TOP10内1~2人、その他1~2人を含む4~5人です。2022年デッドラインCINによるルイス・カスティーヨ放出と2021年デッドラインMINによるホセ・ベリオス放出の間くらいを想定。ルイス・カスティーヨに近い見返りでなければ成立は難しそうです。
・ショーン・マーフィー（残り3年半） 放出可能性：D
想定見返りは、全体TOP100内1人、その他に傘下TOP10内1~2人、その他1~2人を含む3~4人です。2009年デッドラインCLEによるビクター・マルティネスと同程度を想定。放出の可能性はそれほど高いとは考えていません。
〇LAA
・ノア―・シンダーガード（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む2~3人です。2021年デッドラインPITによるタイラー・アンダーソン放出と同程度を想定。かつての支配力が無い点を考慮。
・大谷翔平（残り1年半） 放出可能性：E
想定見返りは、MLBの若手1~2人、全体TOP100内2~3人、その他に傘下TOP10内1~2人、その他1~2人を含む5~6人です。2016年オフCWSによるクリス・セール放出にMLBデビュー済みの若手1人を加えた程度を想定。LAAはオーナーとフロントが合理的ではないのでトレードの可能性はゼロに近いと思います。
〇PIT
・ホセ・キンタナ（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む2~3人です。2021年デッドラインPITによるタイラー・アンダーソン放出と同程度を想定。かつての支配力が無い点を考慮。
・ベン・ギャメル（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む1~2人です。2021年デッドラインCHCによるジョク・ピーダーソン放出と同程度を想定。
〇DET
・マイケル・フルマー（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む1~2人です。2021年デッドラインCHCによるアンドリュー・チェイフィン放出と同程度を想定。
・アンドリュー・チェイフィン（残り半年＋1年プレイヤーオプション） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む1~2人です。2021年デッドラインCHCによるアンドリュー・チェイフィン放出と同程度を想定。
・ジョー・ヒメネス（残り1年半） 放出可能性：B
想定見返りは、傘下TOP10内1人、傘下TOP30内1人を含む2~3人です。2020年デッドラインBALによるマイケル・ギブンズ放出と同程度を想定。怪我のリスク等を考慮すると、今のうちに売るのが賢明です。
・グレゴリー・ソト（残り3年半） 放出可能性：D
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2019年デッドラインMIAによるニック・アンダーソン放出と同程度を想定。見返り次第ですが、いい売り時であると思います。
・タリク・スクーバル（残り4年半） 放出可能性：D
想定見返りは、全体TOP100内1~2人、他に傘下TOP10内1~2人を含む3~4人です。2018年デッドラインTBによるクリス・アーチャー放出と同程度を想定。マシュー・ボイド、マイケル・フルマーを出し惜しんで失敗しているので早めの利益確定を狙うとみて放出可能性はEではなく、Dとしました。
〇TEX
・マーティン・ペレス（残り半年） 放出可能性：B
想定見返りは、全体TOP100内1人を含む3~4人です。2017年デッドラインTEXによるダルビッシュ有放出と同程度を想定。TEXはペレスを放出しないという報道もあり、EではなくDとしました。
・マット・ムーア（残り半年） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP30内1人を含む1~2人です。2021年デッドラインCHCによるアンドリュー・チェイフィン放出と同程度を想定。
〇KC
・ウィット・メリフィールド（残り2年半） 放出可能性：B
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人程度です。2018年デッドラインBALによるジョナサン・スコープ放出と同程度を想定。年齢的にもバウンス・バックを待つのはキツいので放出する可能性が高いとみてBとしました。
・スコット・バーロウ（残り3年半） 放出可能性：D
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2019年デッドラインMIAによるニック・アンダーソン放出と同程度を想定。最近、調子が悪く価値を落としたと思われるので今夏は売らない公算大と考え、Dとしました。
・ブラッド・ケラー（残り1年半） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2019年デッドラインMIAによるニック・アンダーソン放出と同程度を想定。ショートシーズンだった2020年を除くとキャリアハイに近いのでセルハイ狙いで売ると考え、Aとしました。
・マイケル・A・テイラー（残り1年半） 放出可能性：C
想定見返りは、傘下TOP10内1人を含む2~3人です。2021年デッドラインPITによるアダム・フレイジャー放出と同程度を想定。CFは30球団平均wOBA.309とどの球団も穴になりがちなので、今のテイラーは結構高く売れると思います。一方、エクステンションしたのですぐに放出するかは自信が無いので、Cとしました。
〇MIA
・アンソニー・バス（残り1年半） 放出可能性：A
想定見返りは、傘下TOP10内1人、傘下TOP30内1人を含む2~3人です。2020年デッドラインBALによるマイケル・ギブンズ放出と同程度を想定。キャリアハイなので放出を迷う必要は無いと思います。
・パブロ・ロペス（残り2年半） 放出可能性：B
想定見返りは、全体TOP100内2人、傘下TOP30内1～2人を含む3~4人です。2017年デッドラインCHCによるホセ・キンタナ放出とにやや劣る程度を想定。急ぐ必要はないものの、ローテの充実度や下からの昇格を考慮すると今が売り時だと思います。
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