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【MLBトレード】ウィット・メリフィールドのTOR入り
TORがKCからウィット・メリフィールド(残り1年半)を獲得しました。KCはマックス・カスティーヨ(残り6年)、サマド・テイラー(残り6年)を獲得。
Merrifield goes to the Blue Jays for Samad Taylor and Max Castillo, per source. https://t.co/wi7YwyqnmF
— Mark Feinsand (@Feinsand) August 2, 2022
〇ファーストインプレッション
TORはセカンドとライトのデプスを厚くしました。エスピナルとビジオからのアップサイドは微妙ですが、数を足したのは悪くないと思います。KCはセルハイの機会を逃しつつも、最低限MLBでスターターが務まりそうな投手を1人得たのは悪くなかったと思います。
〇TORサイド
ビジオがイマイチ弾けず、好調だったエスピナルの調子が落ちてきたところでレギュラー級のセカンドを補強しました。メリフィールドは打撃こそ落ち込んでいますが、守備は平均以上なのでそれほどのマイナスにはならないと思われます。セカンド候補の3人がいずれも守備型なのはバーサティリティの面であまりメリットはありませんが、市場に残るセカンドがメリフィールドだったのだと思われます。放出した見返りに対してメリットが小さいのは気になります。
〇KCサイド
昨年から打撃が落ち込み、トレードバリューが下がってきたところでの放出となりました。とはいえ、昨年はfWAR3.1、今季も守備は健在とあって投げ売りではなく、カスティーヨというスターター候補を獲得できたのはよかったのではないでしょうか。テイラーも三振率が改善し、アプローチは悪くないうえにスピードがあります。この手の選手はKCで開花するケースが多いイメージでチームカラーにも合っていると思います。
〇総評
メリフィールドの打力が落ち込んでいるのでTORのメリットをあまり感じません。せいぜいデプスが厚くなった程度でしょう。ミッチ・ホワイトを獲得したから、カスティーヨは放出してもいいというのは分かりますが、テイラーと合わせて、メリフィールドというのは割に合わない印象です。KCは売り時を逃した感じだったにも拘わらず、期待以上の見返りを得られたと思います。
※画像はMLB公式
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