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【MLBトレード】マイク・ムスタカスのLAA入り

 LAAがCOLからマイク・ムスタカス(残り半年)を獲得しました。COLはコナー・バンスコヨック(残り6年)を獲得。

〇ファーストインプレッション

 LAAがコーナー内野手が離脱しており、枚数が足りなかったところに連日の補強。エスコバー獲得のメリットがムスタカス獲得でより大きくなりました。COLはムスタカスが売り物になってよかったと思います。

〇LAAサイド

 エスコバーに続く打てる内野手を獲得できました。ムスタカスは今季になってCINとの複数年契約に見合う打撃スタッツを残しています。クアーズ効果と思いきや、wRC+はホームが74、ビジターが125。むしろ山を下りた方が成績を上げてくれるのではないかというスタッツです。
 
 今季は1Bメインながら3Bも守れるため、3Bメインで2Bも守れるエスコバー、2Bメインで1Bも守れるドルーリー、AAAで数字を残してMLBに復帰したフレッチャーとの組み合わせでラインナップの柔軟性が増すのは間違いないでしょう。1Bウォルシュ、2Bレンヒフォの出場機会を減らすことで内野の打撃スタッツは大きく底上げできそうです。

〇COLサイド

 マイナー契約で獲得したら打撃がある程度復活し、転売できた時点で勝ちと言えます。バンスコヨックの情報は少ないのですが、ファストボールが91-93mph程度でスライダー、カッター、シンカー等を投げるようです。まだ、A+ながら今季リーグ防御率が4点台後半のリーグで防御率2.76を記録し、ローテを守り続けているので将来的なMLB昇格の見込みはありそうです。

〇総評

 ジオ・アーシェラの全休、それに続くレンドンの再びのIL入りで一気に内野が薄くなったLAAが短い期間に巧くカバーしました。今回のトレードによりエスコバーのトレードのメリットが一段と大きくなった印象です。また、ムスタカスはCINとの4年契約の途中でリリースされ、まだその契約が続いているので最低年俸の日割分のみの負担で済むのも好印象です。COLはマイナー契約で拾ったベテランを上手く転売できました。バンスコヨックは今季大幅にスタッツを上げていますが、フロックで終わるか、開花の前兆となるか育成手腕が試されるところです。

※画像はMLB公式


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