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【MLBトレード】ジェイク・バーガーのMIA入り

 MIAがCWSからジェイク・バーガー(残り5年半)を獲得しました。CWSはジェイク・エダー(残り6年)を獲得。


〇ファーストインプレッション

 驚きのトレードです。CWSは長期間保有できる選手はキープすると思っていました。とはいえ、野手育成に弱いMIA相手にMLBに近いスタータープロスペクトは理に適った動き。MIAもアラエズ獲得時のように得意のスターター育成を活かしたと思います。

〇MIAサイド

 ジーン・セグラ(8/1にCLEへ放出)がサードとして低パフォーマンスだったこともあり、プレーオフ進出を目指すうえで補強が必須でした。バーガーはアプローチが粗く、好不調の波は大きいもの、パワーがあり、多くの長打を見込めます。継続的に30ホーマー以上を見込める打者に成長しうるでしょう。5年半キープできる点も大きいです。

 MIAは先発投手の育成に長けている半面、野手の育成は苦手であることを自覚しているように見えます。パブロ・ロペスでルイス・アラエズを獲得した結果、セカンドはオールスターレベルの選手となりました。今回も同様の狙いがあると考えられますし、MIAは今後もコントローラブルな野手の獲得に同様の手法を用いそうです。

〇CWSサイド

 バーガーを放出する計画はなかったものの、エダーを提示され、応諾したと考えられます。エダーはトミー・ジョン手術を受けた影響で2022年は全休。今年は球速の回復が遅れているものの、AAでソリッドな成績を残しています。スライダーがプラスピッチとされ、順調に行けばミドルスターターとして成長すると思います。

〇総評

 バーガーの保有年数を考慮すると、ほぼプロスペクト同士の交換に近いものとなりました。互いの弱点を補い、かつ長期的に保有できるという意味では、今夏のトレードで両者が一番得したトレードとも言えるでしょう。MIAが今後も同様のトレードをするのか注目です。

※画像はMLB公式


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