【MLBトレード】トミー・ファムのARI入り
ARIがNYMからトミー・ファム(残り半年)と金銭を獲得しました。NYMはジェレミー・ロドリゲス(残り6年)を獲得。
〇ファーストインプレッション
ARIはプレーオフ進出に向けて打線をテコ入れできました。NYMはレンタルでシーリングの高そうなプロスペクトを獲得。上手く立ち回った印象です。
〇ARIサイド
左打ちの外野手が揃う半面、ルルデス・グリエルの不調、カイル・ルイスに至ってはマイナー落ち状態ということで右の外野手補強は必須でした。ファムはキャリアを通じてハードヒットレートが高く、四球も多く選べています。SD移籍後はxwOBAの割にスタッツが伸びない状態が続いていましたが、今季は復活。2018年もデッドライン移籍後に爆発していましたし、レンタル野手で最も好成績を残すのではないかと予想します。
〇NYMサイド
170M弱しかないファムの残り年俸を半分負担することでプロスペクトの質を上げました。徹底的に金銭よりもプロスペクトという姿勢はチームリストラのために賢明な動きと言えます。ロドリゲスは若くしてゾーン管理に優れており、現状はパワーレスながら伸びしろは十分です。三振が少なくライナー率も25%近いので、まだルーキーリーグといえどもこのクラスではリスクの低いプロスペクトだと思います。
〇総評
ARIは念願の右の外野手補強に成功。プレーオフ進出に向けて適切な動きだったと思います。NYMはデビットソン放出時のバルガスに続いて、レンタル選手でポテンシャルの高いプロスペクトを獲得。一連の売りトレードで獲得したプロスペクトを数えるだけで楽しめそうです。
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