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人と人がつながりあうのって難しいよねって話10
ある人物AとBを考えてみる
人物Aをその属性に応じて
「白人」 (人種に応じて)
「キリスト教徒」 (宗教に応じて)
「男性」 (性別に応じて)
と区切り
人物Bをその属性に応じて
「アジア系」 (人種に応じて)
「仏教徒」 (宗教に応じて)
「男性」 (性別に応じて)
と区切ったとする
AとBとは、互いに異なる人種・宗教の区切りに位置するが
性別としての区切りでは
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 7
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ルールと別のルールは互いに反発しあう
ルール(大文字の他者)の特性として
それは別の大文字の他者とは反発しあうという特徴があります
例えば、ドッジボールでボールを手で受け止めるのは大丈夫ですが
サッカーでやったら反則ですね
つまり、ドッジボールとサッカーのルールは互いに相いれない
民間の企業は
お金を儲けることが目的のひとつなので
取引をしようとするんです
お金払っても何も売ってく
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 6
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ルールは全体として機能するんです
例えば、お店でなにかを買うときには
「お金を払わないといけない」というのはルールの1つです
だけど、それだけではないですよね
お金だけ払って商品もらえなかったら詐欺ですよね
つまり、何かを買うときには
「お客はお金を払わないといけない」というルールと
「お店の人は商品を渡さなければならない」というルールがセットになっているんです
他にも
「800円の
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 5
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人と人がつながりあう方法はたくさんあるんですよ
先の章では
お金が間にある価値のやりとり
言葉が間にある考えのやりとりを取り上げました
では、どのように彼らはつながるのかについて
もっと詳しく考えてみましょう
例えば会話をするときですけれど
2 人とも同じ言葉を話していないと
会話って成り立たないですよね
フランス語を話す人と日本語を話す人とで
会話はできませんからね
つまり、会話で
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 4
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ソシュールは言葉について考えた人だったんですが
言葉といえば会話ですよね
ここでは、ソシュールが考えた会話のしくみについて触れてみましょう
ある人が、その脳の中で言いたいことを思い浮かべます
そしてその言いたいことを表す言葉を探し、
思いうかべ声に出します
それが、音となって別の人の耳へと届く
すると聞く人はさっきと逆の順番でそれをうけとります
つまり、耳から脳へと音が伝わり
そ
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 3
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アカデミア「鳥」でも公開しています
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人とルール(大文字の他者)は、互いに望み(対象a)を通じて規定しあっている
先に言ってしまうと、
これがこの節でのメインテーマ・結論です
順番に見ていきましょう
僕が考えたことはこうです
言葉は、それを話す人がいるから存在していけるわけです
そしてソシュールは人を「言語に縛られて、それを変え
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 2
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ソシュールはほかにもいろいろなことを考えているのですが、
とりあえずここまでにします
興味がある人は読んでみてください
本当にいい本ですから
「一般言語学講義」そのものでもいいですし
丸山圭三郎さんという方がわかりやすい解説本を出されてます
最初は全然正しく読めなくても大丈夫だと思うんですよ
概要
人と人がつながりあうのって難しいよねって話 1
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こんな話を聞いたことありませんか
日本では虹は7色だけれど、
アメリカでは6色、ドイツでは5色
アメリカでは犬は「バウワウ」と鳴くけれど、
日本では「ワンワン」
僕はこれにすごく興味があったんですよ
同じものを見ているはずなのに、
なんで見ている人によって違って見えるんだろう?
ってことが不思議