ふと思い出した話

 最初に勤めていた会社、やっぱり辞めて良かったな、と思うことをふと思い出した。

 なんでかって。課長がカップラーメンを啜っていたから。毎日。給料上がらないんだなあって。

 その会社、ボーナスがあったんだけど。初めてのボーナスは2万ちょっと。少ないなあ、と思ったけど、ボーナスの規定に従って定められた額らしく。評価対象期間の途中で入社したからこんなもんなのかなあと思ってた。

 が。二度目のボーナスは2万弱。評価軸が変わって、将来的にも大きく上がらない。その時は実家暮らしで、ボーナスが悲惨だと母親に言ったら、「もらえるだけマシだよ」と言われた。愚痴をこぼす相手を間違えた。思えば軽く虐められた(今思い返すと揶揄われてた程度)時も、「虐めている子も何か辛い思いをしてるからそんなことをするんだよ」と、悩みに寄り添うという姿勢が皆無な親だったなあ。

 若干その辺親に似てしまった。


 適応障害で休職した末に辞める、ではなく。転職すれば良かった。まあ結果論というか。当時は中々転職という発想が出てなかった。なんでだろう。少なくとも給料は低かったし、昇給の目も無かったし、人間のマネージメントも仕事のマネージメントもダメダメだった。帰属意識があったのかなあ。そういうところが自分にはある。身内びいきしがち。


 もっと楽しいことを、ふと思い出したい。

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