今年の下半期の格闘技業界で最も気になること
2020年の日本格闘技業界は実質3月のK-1を最後にストップしたままです。
6月にかつてのようにイベントを開催するのは厳しいと思うので上半期はほぼ何もできなかったと言っていいでしょう。
RIZINが企てている真夏のメガイベントは客を入れて実行できるのかかなり不透明ですが、それも含めた2020年後半戦の中で最も気になることを書きたいと思います。
私が最も気になるのは皇治の動向です。
昨年11月の横浜大会を最後にK-1を離脱することをなんとなく宣言しており、多分RIZINに出場するものと思われます。
ここで気になるのが皇治がいつRIZINに参戦するのかという点です。
今までK-1を離脱した大雅や平本は巷で言われているK-1の契約満了を待ってRIZINに参戦しました。
そのためK-1での最後の試合から1年以上他団体に出場しなかったのですが、皇治は横浜大会の会見で違約金を払ってもということを言っていました。
違約金がいくらななのか契約書を見ていない我々が知っているわけないのですが、夏から秋頃にRIZINに皇治が出場した場合、K-1を離脱する違約金を支払ったと考えていいでしょう。
そしてそれは違約金の額は皇治が支払える金額であることを示します。
そうなるともちろんあの選手も違約金を支払って夢のカードを実現しようという機運が高まると思われます。
おそらく皇治よりも試合のファイトマネーは武尊のほうが高いと思います。そしてメディアへの露出も武尊のほうが多いのでYouTubeの収益次第ですが皇治より武尊のほうが金は持っている可能性が高いと思います。
だから皇治が違約金を支払ってRIZINに出ることはK-1にとって新たな炎上の火種にもなるわけです。
皇治はRIZINというか他団体に出る理由を天心をK-1に持っていって武尊対天心を実現させるためのようなことを言っていたと思います。
武尊としては天心戦はやりたいけどK-1にも出続けたいというK-1愛、あるいはK-1に出続けないといけないという責任感があるのかもしれません。
いずれにしても皇治が2020年秋までにRIZINで試合をすれば違約金はトップファイターであればさほどヤバい額ではないことが明らかになるのではないかと思います。
正直K-1はK-1だけでストーリーを作っておくほうが無難だし、そこそこ面白いと個人的には思いますが、最近はRIZINやK-1以外のキックファンだけでなく、K-1内部のファイターも武尊と天心について語るケースが見られるなどあきらかに風向きは変わってきていると思います。
むしろ今一番K-1に忠誠なのはK-1ファン、K-1信者でK-1ファイターの内部クーデターがそのうち起きる可能性も無きにしもあらずなような気がしています。
そうなったらそうなったで私は遠くから眺めて楽しんでいると思いますが。
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