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備忘録 #001 脳科学者のお話

脳科学者のお客様が昔教えてくれた。

地図が読める、空間把握能力がある人を世は男性脳と呼ぶ。

それができない人を女性脳と呼ぶ。

なにかエピソードを聞くと
男性脳の人はその物事を立体として把握しイメージして物事を把握し捉える。

一方で女性脳の人は、立体として把握出来ない代わりに
脳内の処理スピードを使って、物事を順序だてて時系列で把握する。

その時に、辻褄が合わないことがあった場合
男性脳の中では立体としてイメージされているので
辻褄が合わないことも事実として認識しがちなところ
女性脳はその辻褄が合わない点、矛盾点に気づきやすく
よって、人の嘘に気がつくのが早いのが女性脳。

だから女性は嘘に気が付きやすく
男性は嘘にあまり気が付かないということ。

嘘に気がつくことが比較的早いタイプの人は一定数居るし
ただ、嘘を言及したところで、証拠がないと詰められないので
あまり意味の無いことも知っている。

要は、その嘘をついた人と
どうやって今後付き合っていくかを考えるフェーズに突入する。


営業マンだった7年間、顧客がどんな言い訳嘘をついて捺印しないかどうかを早めに見極めていかねば
予算達成にかなり影響する為、確実な数字をあげていく、つまり
顧客に嘘をつかせないコミュニケーションをとっていかねばならなくなるし
誠実な対応に誠実で返してもらう努力が必要だった。


現在、会社員を辞め、営業も辞め
別の仕事で生計を立てているが
身につけた能力が残っているので
生活の中でたまに能力にスイッチが入る。
なんとも邪魔な能力だとつくづく感じる。

なぜなら、大事な友人、恋人、家族を
信じていても疑ってしまうからだ。

これにより、私の人間不信が加速しているようにも感じる。


ただひとつ思うのは
友人、恋人、家族、なんだっていいが
人にはひとりでどう頑張っても埋められない寂しさというものがあって
そんな寂しさを満たしてくれる誰かの存在が必ず必要だと捉えている。

お金や経験、だけでは埋められない隙間。

物欲のない私だからこそ
欲しいものは基本的に全て手に入っていると感じていて
それでも埋められないものを満たしてくれる人の存在が
つくづく有難いし感謝しているが、
その寂しさを埋めてもらっていたのに埋まらない時に
人は悲しいという気持ちを知る。

宇多田ヒカルさんが

「なぜ人は誰かと別れる時に痛みを感じるのか」
という質問に
「もともと痛みがあって、その人の存在が痛み止めになっていたから」
と答える。

誰かが痛み止めになってくれていること
そして
誰かの痛み止めになること

人間は依存しすぎたら良くないというが
依存しあって生きる生き物であるのは
やむを得ないのだと理解する。

私もきっとあなたも
今日も誰かに依存して生きていると思うが
その依存が過度にならないように
そして、誰かを苦しめないように
だけども、自分が苦しくならないように

友達、恋人、家族すべてに言えるが
人と人が関わり合いながら生きていくのは
これだから難しいのに
関わりがないと生きていけないという
なんとも贅沢かつわがままな生き物である。

今日は自分の、依存心について見直す日。

友達、家族、関わる全ての人に
謝罪ではなく、改めて感謝できる日々を送れますようにと
祈りを込めて。

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