人には向き不向きがあるがあらゆることに向いていないわたしはどうやって生きていけばいいのだろう。嗚呼、嗚呼
つまり落ち込んでいる。
これはいかんと思ったので、餃子の王将に駆け込んだ。あっさり目の醤油ラーメンと餃子が食べたくて。
頼んだラーメンが来るまで書くことにする。
基本的に事務仕事は苦手だ。破茶滅茶に見逃す。
そして現場も苦手だ。すぐにテンパる。
人前に立つのも苦手だ。なにを言いたいのかわからなくなる。
そして何より段取りを踏むのが苦手だ。すごくすごくスゴーーーーク苦手。
これらが合わさるとどんな人間ができるって「仕事できないタイプ」だ。
向き不向きがあるとはいえ、これらを全て兼ね備えたわたしに一体どんな適正職があるだろう。
今日は仕事でたくさん指摘された。
とても人間ができた上司なので、諭されるような形だったし、具体的な指示もくれた。
分かるだろうか。つまり悪いのは全部わたしだ。実力がない上、環境に恵まれているにもかかわらず勝手に落ち込んでいる。
これから先の人生、かなり長い間社会人をしていくわけだし、仕事ができないのは生きていく上で致命的だ。
失礼。ラーメンと餃子がきたので、熱々のうちにいただくことにする。
食べた。驚いた。
三口目ぐらいからみるみる元気になっていった。
今は「しゃーなし、はよ帰って明日の準備すっか」と思っている。
ちなみに、食べる前はミュージシャンに転職して武道館ライブスタンディングオベーションの妄想をしていた。
かと思えば、蜘蛛の巣に引っかかって暴れていた蛾を思い出して、「あいつよりわたしの方が幸せ」と、日常の中のささやかな幸せに目を向けてみたり。
今なら分かる、わたしに必要なのはポジティブ思考でも根性論でもなく熱々のラーメンだったと。
適正職についての結論は出ないが、わたしは好きな時に好きなラーメンが食べられれば幸せなんだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?