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758学びに終期はない 橋幸夫さんが大学生に

 社会人が学び直すことをリスキリングというらしいです。往年の大歌手、橋幸夫さんが京都芸術大学の書画コースに入学したとのことです。橋さんは通信教育部の新入生代表としてあいさつし、「新しい夢と人生のスタートを切れることに、ワクワクしています」と述べたとのことです(『読売新聞』1月11日)。
 橋さんはすでに書家としても道を極めつつあるようで歌手引退後は書道などの個展を計画しています。ただし「書には長く親しんできたが書の歴史などの知識をこれまで本格的に学んでいない」。「個展を開けばお客さんに来てもらうことになるので、しっかりしたものを見せなければという気持ちになります。作品を書くだけでなく、専門性を身につけることは必要だと思います」と語っています。  
 通信課程ですが最短の4年での卒業を目指しているとのこと。人生百年。健康でさえあれば第二の人生を謳歌する時間はたっぷりあります。子供は育ち上がって人並みの社会責任を果たし終えています。住宅ローンを返し終えていれば生活費は年金でほぼ賄えそう。となればカネがかからず、多少は社会のためになることをする。橋さんの場合は古来の文化である書ということなのでしょう。
 橋さんは現在79歳とのこと。することがなくウズウズしている人、いつまでも引退ぜずに老害を撒き散らしている人、病院通いに疑問を感じている人、、、自分も一念発起しようと思う人は少なくないはず。どうしたらもう一歩を踏み出せるか。まさに国民的課題です。

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