大学入試とコロナ 2 各大学のコロナ禍における入試の対応

各大学のコロナ禍における入試の対応が少しずつ発表されてきました。こちら

まだ大学ごとの対応なので、複数の大学を受験する受験生にとっては、自身が受験する大学ごとに調べておく必要があり、受験勉強に加わる形で、負担が増えて大変な状況です。もう少し一元化できればよいのですが。

一元化の例としては、複数の大学で連携して、1月から3月あたりまでの入試が行われる期間、とある施設を試験会場として借り切っておいて、コロナウイルス感染が発生して、もともと準備していた大学や地方試験会場などが使用できなくなった場合に、その施設で入試を実施する、という形などが考えられます。1つの大学だけでは難しい対応でしょうが、複数の大学で協力すれば、各大学が払うコストは低くなりますし、対応を一本化できるので、大学だけでなく、受験生にとっても、試験会場の変更による負担は軽くなるのではないでしょうか。

実際に試験会場が変更される場合は、台風時に暴風警報が発令された際に学校が休校になるときが、想定される対応の流れでしょうか。台風の場合はその当日に天気予報を確認して、という形で慌ただしい感じですが、コロナウイルスの感染の場合は、もう少し前には状況がわかっているでしょうから、
台風時ほどの急場にはならないと思います。

複数の大学が合同で入試説明会をする程度には、大学間の関わりはあるのですから、無理なことはないはずです。あるいは、どこかの会社が仲介して、
複数の大学をまとめるという形もありえるかもしれません。

来年度以降に受験予定の人は、今年度の大学の対応を観察しておくと、自分が受験する際に、大学側の対応を想像しやすくなり、むやみに不安になることは避けられるのではないかと思います。逆に、今年度だけのことと思わないほうがよいでしょう。

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