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14/n 前編 続・シン・スクエアカッター チェンソー、ソーチェーン(チェンソー用チェーン)、目立ての正しい理解

ソーチェーンサービスジャパン(略: SSJ)です。

SSJは当事業体(2024年2月スタート予定)の宣伝も兼ねて、タイトルの記事をシリーズ化してnote上に公開することにしました。本記事の内容はXアカウントのhttps://twitter.com/SSJP2023 固定ツイートで先行公開していますが、noteで公開する内容は、Xアカウントで公開中の資料 「4D Sawchain Study」の「 V.1.25」以降の内容となります。


How does Jed make faster sawchain

 もう2年も前の動画ですが、スクエアカッターと目立てについて1番わかりやすい動画です。YoutubeのGuilty of Treesonチャンネルで、JacobとサムネのJedが、新品スクエアフルチゼルからクロスカット(玉切り)秒換算40%切削効率をアップさせる一部始終です。

仕様

500i+32インチ(≒80cm)バー+オレゴンCJチェーン(3/8 ゲージ言及無 スキップシークエンス)

Jedが所有しているヤスリ

グーフィー(丸ヤスリと他の角付ヤスリの中間として)、ダブルベベル、スリーコーナー(メイン)、丸ヤスリ(サブ)

余談: スクエアカッターの紹介の中で「間抜けヤスリ」と紹介している文章をどこかで読んだことがあり、画像も無かったので何が間抜けなのかと不思議に思ったのですが「グーフィー(Goofy)」の直訳でした。これは間抜けだとかそういうことではなく、グーフィーを使用した時の研ぎ方が、サーフィンのグーフィーポジションを思わせることからグーフィーと呼ばれているようです。

なぜ速さ=スクエアカッターを求めるのか

Jed「(アーボリストは)30分早く木から降りられる」

エンジン+刃物なので、単純に速い方がかっこいいと思います(オートバイのように制御不能なほど速くなるわけではありません)。付け加えたいメリットとしては、しっかり研がれたソーチェーンほどキックバックは起こりにくく、山林内ではチェンソーに集中する=気を取られる時間が短くなるのが良いと思います。山林内+複数人作業は危険がいっぱいです。

「ガレット」 スクエアファイル前の下処理

Jed「スクエアファイルをする前に、丸ヤスリを使って45度にしてガレットを研ぐ。同時にドライブリンクとタイストラップの上も丸ヤスリで削っておいて、スクエアファイルする時にヤスリが当たって邪魔にならないようにしておく。」

スクエア用のヤスリは価格が高いですからヤスリ目の節約にもなります。他アングルからも見ると垂直視点角45度+水平視点角10度ぐらいで行っています。

ガレットの目立ては、切れ味を底上げするのに、ソーチェーンの種類問わずで有効です。

Jed「(ガレットの時は)デプス分のサイドプレートの上部は(後で研ぐから)削らないようにするんだ。残した分より下は全てガレットだから削ればチップフローが良くなる。」

ガレットの下処理を終えたカッター
サイドプレートの上部はデプス分残してヤスリを当てていません。

ガレットは切子をカッターの内側=トンネルから後方まで"スムーズに"通らせることと、デプスゲージとカッターの間のキャリースペースを取ることに役立ちます(フックとは違うので勘違いしないでください)。

青枠=デプス設定下のサイドプレート=ガレット

Jacob「前の動画を見てた人に思い出して欲しいんだけど、新品からガレットだけ数回研いだだけで(秒間算で)15%UPしたんだ」
Jed「ガレットを目立てする時はただまっすぐ押すだけじゃなく、ボートストローク(すくい上げるようにヤスリを動かすこと)すると、ガレットにより大きな空間が現れるんだ」

ボートストローク
ヤスリを通らせると同時に徐々に角度を付けてすくい上げる

23年現在、新品のチェーンからガレット研磨してあるチェーンはSP21G、80TXL、95TXLのみです。70EXLのガレットは研磨こそしてありますが、切子を後方に流す為の角度が付いていません(ちなみに、SSJの目立てサービスはガレット研磨まで料金に含まれています)。ボートストローク(Buckin’ Billy発)はトンネルの中の空間を広げる=ビッグトンネルの効果があります。

疲れたので以降、後半へ続きます。

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