ユーカリが丘のまちづくり
2022年の7月なので、1年近く前になりますが、千葉のユーカリが丘という住宅地に行って来ました。ここを開発した山万という不動産会社は、一度に全区画を販売しない・京成線に誓願駅を作って駅前にシティホテルを建てる・モノレールとバスを運行する、しかもスタッフは自社社員というユニークな運営をしています。まちづくりという観点から、興味を持って散歩して来ました。
思ったこと
イオンタウンができて、主婦のパート雇用を生んでいそうで、この住宅地だけでフルタイムの仕事以外の生活が完結できそうです。後は、本業になる仕事が作れれば、完全に一つの経済圏になれます。今更工場もないでしょうから、IT産業でも？宅地中央に大きな林を残してあるので、例えば、その真ん中にリモートワークに最適化したコワーキングスペースを作るとか？。千葉のシリコンバレーというのはどうでしょうか。
住宅地内の移動手段
モノレール
モノレールは、日曜の昼～午後に10人程の乗車で意外と乗っていました（小さい３両編成ですので）。車両が古くて、エアコンないのが辛いです。そしたら、冷やしたおしぼりが入ったクーラーボックスが！高架駅にエレベーターが無いのが時代遅れになってしまっていました。高齢化に従って、車両ともども設備の更新が課題でしょうか。本数はまずまずあります。京成駅の隣から一駅でも乗る人がいたのは驚きでした。定期持っていたのでしょうか（私はよくやりますので）？
路線バス
バスは、モノレールの補完で運行を始めたようです。かなり複雑な経路で、非常に時間が掛かるので、通勤の足にはならなさそうでした。朝夕も同じ運行間隔なので、元々通勤用ではないのでしょうか？。駅までの利用する人はどのくらいいるのでしょう？
午後に乗ってみましたが、日曜は1～2組みしか乗っていませんでした。
直営だからか、運転手同士、交代時に客室に挨拶したり、安全確認より接客の声掛けが多かったり、なんともほんわかしています。お客さんもお礼を言って乗り降りしています。
本数は少ないですが、ダイヤが毎時同じ間隔で土日も同じなので、これなら、地域の人なら時刻表気にしなくても使えるのかもしれません。
地図で見ていた時は、バス停間がかなり距離あると思いましたが、実際歩いてみると、意外と近いです（とはいえ真夏だったので、かなりキツかったですが）。モノレールだけだと、さすがにカバーできる範囲が足りないですが、これなら補完できるのかもしれません。モノレールに乗り換えると、また料金掛かるから、そんな人は少ないですかね？バスが無い時間はモノレール駅まで歩くのでしょうか（モノレールの方がずっと本数が多いです）？
駅前のホテル（ウィシュトンホテル）
京成線沿線でホテルがある駅なんて、都心を除けば成田ぐらいでしょう。しかも小さい駅です。普通なら商業施設か飲食店街を作りそうです。実際、違う住宅地側の南口はそうなっています。でも、シティホテルにすることで、街の機能の一つになっているのではないでしょうか？住民の親族が泊まることを想定しているそうですが、宿泊はさほど重要ではないのかもしれません。飲食が売上げのメインだとしても、「ホテル」であることがブランド上重要なように思います。リモートワークやフリーランサー用に商談スペースを作るとかどうでしょう？
ロビーにはデパートのようなエスカレーターもあり、ただ通り抜けしても気が引けないです。おかげで人通りが多く、ホテルの昼でもひっそりなっていませんでした。
直営にしているは、レストランも含め、撤退されると町のイメージが毀損するからかと思いました。単体収支に拘らず、直営でする価値はありそうです。
ホテル直営の中華レストラン
地域の高齢者が、のんびり会食するにはいいお店です。コース料理を看板で出しているので高い印象を受けますが、単品だと、味と高級店でホテル式のサービスが受けられると考えれば、決して高くない値段です。案外、小さい子を連れた人もいました。日曜の昼は、まずまず混んでいます。
ホテル直営のフレンチレストラン
ランチバイキングはがらがらでした。ファミリーもあまりいない感じです。洋食ならイオンのショッピングモールに行った方が良いのかもしれませんね。宿泊客の朝食・ディナーバイキング施設といった位置付けでしょうか？
なお、ホテルの上の階には、もう１つ洋食レストランがあります。
ロビーのラウンジ
地域のシニア主婦の溜まり場の状態でした。シティホテルのロビーのソファーに腰掛けて、グループでおしゃべりできるなら悪くないように思います。飲み物の値段は他のレストランと同じです。オレンジジュースを頼んだら氷が入っていませんでした。ちょっとビックリでしたが、「長居をどうぞ」ということか??、と勝手に解釈しました。
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