8/1〜4(日記)
８月だゼ。毎日暑くてやんなっちゃうけど、夏は暑いところがスッキ。８月の一種の自由研究として、１日に購入したものを一個だけピックアップして書く、購買日記なるものをしてみんとす。
8/1
映画「おいハンサム‼︎」700円
会社の福利厚生で映画のチケットが安くなる。
6/21から上映されている、映画「おいハンサム‼︎」、ついに上映が終わる。映画館での観覧のラストチャンスとなったので、仕事終わりに映画館へと足を運んだ。見るのは、4回目。公開日に1回、公開4日後に1回、先々週に1回、そして今回が4回目。毎月1日は映画が安くなるからか、過去3回の観覧時よりお客さんが多かった。生まれて初めて、同じ映画を映画館で4回見た。
もともとは一人で見るつもりだったのだけど、仕事が早めに終わった夫も来ることになった。へー、来るのか、とニュートラルに思っていたけど、「一人でゆっくり見たいとか、大丈夫？」と気を利かせてくれたので、お言葉に甘えて、隣の席ではなくて少し離れた席で見たいなぁと返事した。最後のチャンスだったから、この映画を全部、脳と目と耳と心に刻みつけたい！と思ったのだ。夫は、通路を挟んで五席ぐらい空けた席に座ってくれた。思う存分に両肘掛けを使い、ニッヤニヤしながら、時にウルウルしながら見た。気を利かせてくれてありがとう。あなたの素晴らしいところ。
この作品の何が好きか、素晴らしいか…この映画はね、スポットライトがあたらないような、あるいは表現し尽くされてきたような、迷いながらとまどいながら平凡に生きてきた普通の人間の、普通の日常が主役なのね。映画だけど、誰も死なないし、誰も捕まらない。爆発しないし、大きい事件も起こらない。ちょっと「食」へのこだわりが強い人たちの日常。
でも、その普通の人たちが、私たちがリアルタイムで暮らしてる普通の暮らしでチラッと感じてるモヤモヤとか不安に、鋭利な一石を投じてくれるのよな。例えば、「傘を横に振って歩く人は嫌だな」とか、「街に大型商業施設が出来るのはいいけど、昔ながらのお店が無くなって寂しいな」とか、「SNSのこの人たち、毎日お洒落なカフェに行かないと死ぬんですか？」とか、「家事って、終わりがなくない？」とか、そういう、あえて熱く論じるでもないようなことを、作中でサラッと触れてくれる、誰かの日記みたいな温度感が好きなんです。
元気もくれる。吉田鋼太郎演じる「パパ 伊藤源太郎」が「若者たち、次は君たちの時代だよ！しっかりやれよ！！！」と発破をかけてくれる構図、MEGUMI演じる「ママ 千鶴」が「まあ、大丈夫なんじゃない？」とテキトーに慰めてくれる構図、私と概ね同世代(20代〜30代）の恋と仕事に奮闘する普通の三姉妹(木南晴夏、佐久間由依、武田玲奈)の姿に、心をくすぐられるんだなあ。
演じている俳優さんは、決して「普通の人」ではなくて、見目麗しく、有名で、実績もある方々ばかりなのだけど、その方たちが銀幕で普通の日常をコミカルに演じているのも好き。
……普段、コンテンツの感想は難しくて書けない・書かないのだけど、映画の中で吉田鋼太郎が「有名なお店、評判なお店とか、流行りに乗って消費するだけで、そこから何を思い、何を考えたのかは一切分からない」と、今の世の中のことを嘆いていたので、大好きな映画なので、どこが好きかぐらい言葉にしてみました。
8/2
アジの干物 ２枚入り 598円
仕事帰りに、普段行かない高級スーパーで購入。
先週末に和歌山の串本で干物朝食を食べてから、空前の自分内干物ブームが来てる。金曜日なので、干物を焼いて、日本酒でチビチビとやりたくて購入。大きい干物が２枚入っているので、１枚焼いて、夫とつつきあいながら食べた。うまかったー！日本酒は、福井の黒龍。
ひょんなことからサクラの「コンテパステル」という画材を手に入れたので、家にあったお絵描き帳に心の赴くままに描いてみた。絵なんて、普段描かない。職場で、同僚宛の電話の伝言メモにニコちゃんマークとかネコのイラストとかを描くぐらいだけど、絵を描くのは結構好き。10年ぐらい前に、一人暮らしをしていたときに、3DSのポケモンの絵を描くゲームを熱心にしていたことがある。このゲームのおかげで、絵への影の付け方とか、デッサンとか、ちょっとしたテクニックが身についたのだと思う。なんでも、やってみるもんだし、やってみたことがのちの未来にちょっとだけ輝いてくれるの、嬉しいなあ。
この他にも、スマホにある写真を見ながら、自画像とか、台南の廟の絵とか、オリンピックを横目に見ながら、夢中になって３時間ぐらい描いてた。楽しかった！
8/3
ロイヒつぼ膏 598円
朝食を食べて歯みがきをしながら、ぐーっと肩のストレッチをしていたら、左肩から首筋にかけて、違和感を感じた。あ、これ寝違え……？昨日、熱中して絵を描いたから…？じんじんと痛い。とりあえず家にあったロキソニンの湿布を貼って、昼寝する。
昼寝から目覚めると、もう16時だった。もはや昼寝の域を超えてる気がするけど、4時間も眠っていた。首は…さっきより痛くなってる。おおおお。痛い。ヒィヒィ言いながら起き上がり、あまりの痛みに吐きそうになる。スマホで、「寝違え 治し方」「寝違え ツボ」とか色々調べる。冷やすのが良いという記事を見て、痛い肩を庇いながらなんとか脱いで冷水シャワーを試みると、外が暑過ぎてぬるい水、いや、お湯、もはやお湯しか出ない。外は37度あるらしい。夏は好きだが、今日ばかりは憎い。
最近「ロイヒ つぼ膏」という湿布薬が外国人観光客に人気らしく、近所のドラッグストアの店頭にずらっと並んでいたのを思い出した。あれ、知らなかったけど、こういう時に効くのかもしれない。
なんとか頑張って服を着て、かろうじて日焼け止めだけを塗り、超ひどい格好、誰にも会いたくない、寝巻きのTシャツと適当なズボンで外に出る。ドラッグストアで例のそれを買い、今日はもう痛過ぎて料理は無理だけど休日出勤した夫のためにと焼肉弁当を買い、牛乳とコーヒーを買い、帰る。痛いのにちゃんと牛乳を買って帰るわし、偉い。店のガラスに映った私のシルエット、痛みを隠し切れてなくて、ひどくくねくねしてた。
夕食は、昨日買ったアジの干物と、ニラと卵のお味噌汁を作って食べた。
つぼ膏を、肩・首の痛い筋に沿って７枚ほど貼り、「痛い痛い」と言いながら夜を迎えた。すぐに効いていて、ピークを脱した。つぼ膏、効くよ！ただ、めっちゃ湿布の匂いがするから、使いどきは考えないといけないな。
8/4
朝マック 1,100円ぐらい
昨日、４時間も昼寝をしたからか、なかなか寝付けなかったし、怖い夢を見た。東京のでかい都会のタワマンの4階(低いな)に引っ越すのだけど、スマホも財布もなんにも持たないまま外に出てしまい、東京駅に飲み込まれて帰り道がわからなくなる夢、である。朝方「うわあ！」と叫んだようで、夫が「どしたん！？」と駆け寄ってきてくれた。
次に目覚めたら、9時前だった。体感的には、まだ6時ぐらいだったから、ひどくショックを受けた。もう9時…？日曜日の、9時…？涙が出そうだった。
首の痛みはだいぶマシになっていたけど、今日もやっぱり痛くて、「せめて(?)今日は朝マック食べたい」と思いついて、チャリを漕いでマクドに行った。
マクドナルドはマクドや。ミスタードーナツはミスドや。セブンイレブンはセブイレのときもあれば、セブンの時もある。スターバックスはスタバやし、モスバーガーは、モスや。
マックグリドルを、たまに無性に食べたい時がある。今日は、全然関係ないけど、祖母の誕生日。生きていたら、多分88歳？89歳？か。
マクドまでの道で、確実に「秋」の風を感じた。エアコン、朝ぐらい切ってもいいんじゃないかと感じる、涼しい風だった。
朝のマクドはまあまあ混雑していて、それでも注文したものがすぐに当たり前に準備されるから、寝ぼけた頭でオペレーションすげぇなと感心した。
帰り道、9時をまわると普通に暑かった。前カゴに朝食をのせて家に向かう。さっき感じた「秋」は、幻だったのかな。
マックグリドルは、あまじょっぱくて美味しかった。マクドのオレンジジュースでしか得られない栄養があるねと、録画していたバラエティ番組を見ながら笑った。
首は相変わらず痛いが、昼からも楽しく行きたい所存。
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