発表の場における3つの思考の変化
発表の場は特別なものだと思う。
発表する前は怖かったり、緊張したり不安になったりすることもあるけれど、終わってみると安堵感や達成感、また誰かに認められたりしたときはとても嬉しく、満たされた気持ちになる。
この発表の場はどのような役割があるのだろう?
POOLOというコミュニティでは発表の場を定期的に設けているが、そこには思考の変化があることがアンケートから分かってきた。
その思考の変化というのは、大きく分けて「広がる、深まる、前進する」の3つ。
1つ目の広がるは多角的な視点を取り入れたり、多様な考え方を知るようなこと。
他者からのフィードバックや他者の発表を聞くことで、「そんな考え方があるのか」と驚くこともあるだろう。いろんな考えを知ることはとても楽しいし、新たな考え方を理解できるとまた1つ寛容的な自分になれた気がする。
2つ目の思考の深まりは、質問を受けたり自分で言葉にすることで、思考の解像度が高まったりする。
他者からの鋭い質問は、「そこまで考えてなかったな」と瞬時に思うと同時に「その問いについてはこう考えている」と出てきた自分の言葉に、自身の奥底にある想いに気づくことがある。こういう機会は自分の内なる声を引き出すことにも繋がっているし、1人ではなかなかできないことでもある。
3つ目の前進すると言うのは、他者の発表を聞いたりフィードバックをもらうことにより「もっと頑張ろう」と刺激になったり、「こういうステップで進んでいけばいいんだ」と次なる一歩が見つかったりもする。
また「自分だけじゃないんだ」「あの人もそう思っているんだ」と言う共感の気づきも得たりする。それらによって、自信がついたり前に進む力が大きくなるように思う。
発表の場はちょっと怖くて、逃げ出したくなるけど、
その後に見える世界はきっと今よりも広がって見え、自分に対しての納得感も高くなっていると思う。
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