沖縄移住して1年たった今おもうこと
沖縄移住して1年が経ちました。
最近は全国各地を旅しながら働いていますが、改めて沖縄移住してよかったと思い、ここに私の記録として残しておこうと思います。
ニートだった。それでもこの選択をしてよかった。
移住したのは退職して1ヶ月後。それまでは東京のフィットネスクラブで朝から晩まで働く日々でした。せっかく退職したしニートを味わってみよう。そう思い退職後も特に仕事も探さずニートのまま沖縄に来ました。
失業手当をもらうためハローワークに行ったとき、確かに給料は安いけど仕事はたくさんあることを確信し、正直すこしホッとしたことを覚えています。
・仕事は選ばなければいくらでもある
・仕事がなくても日本は死なない(沖縄は凍死・餓死もありえない)
・自分の人生、自分でなんとかする
そう思いニート生活を3ヶ月楽しみました。
お気に入りのビーチで焚き火
ニート生活を楽しめるかどうか?というのが私の最大の不安要素でした。
今まで小学校の頃からたくさんの予定を入れたがる子で、高校・大学のときには分単位で予定をこなし「余白」を作りませんでした。それがその時は楽しかった。
沖縄に来てからは「余白」しかない。友達も家族もいない。スケジュール帳には友達の誕生日だけが記載されている。
そのとき初めて「何もない」という経験をしました。
「何もない」 それはとても特別な経験だった
「何もない」を少し孤独と感じる人もいるかもしれませんが、「何もない」から「ある」ことに気づくこともできます。
自然の素晴らしさ、人の優しさ、日常の小さな変化などです。
外を歩いているとすぐ声をかけられます。
食堂に行くと大量のシークワサーをもらいました。
ベランダに育てたハーブが少し大きくなっている。
海の色が今日も違う。
そんな1つひとつの些細なことを大事にできる経験でした。
育てはじめのハーブ
ふと立ち寄ったビーチ
移住のハードルは意外に低かった
「沖縄で過ごすなんて大丈夫なの?」
よく言われた言葉です。あまりにもよく聞かれるので途中から謎の不安に襲われたこともあります。「大丈夫なのかな?」と。
ただ移住してみると、そんな不安は一切消えました。
不安にするのはいつだって周りの声です。それに耳を傾けてとどまるのか、その意見も受け止めて動いてみるか。
移住は楽しい。これは予想していた以上に思っています。
沖縄をより大好きになりました。
そして「移住」というものに興味が高くなりました。
他の地域も住んでみたい。
日本は自然が豊富で、地域それぞれの文化や食、人間味が違います。
旅行では表面的なものしか見えないかもしれませんが、住んでみたからこそ内面的な部分を知れる。それがおもしろい。
川のある暮らしをしている高知
温泉があちこちにある山形
いろんな場所に住むことが自分の生き方を広げてくれる気がします。
沖縄は大阪・東京で過ごしてきたわたしにとって違う生き方を知れた場所です。
沖縄移住をして本当によかった。1年経った今も強くそう思います。
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