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真夏の夜のような

狂おしいほどの情熱
むせ返るような湿気
揺れる篝火に映し出される妖しい舞
リフレインするメロディが響き
おかしくなりそうになる真夏の夜
もう終わるから
これで最後だから
余韻まで味わい尽くさせて
陽炎が消えるように
誰もいない朝が
黒く焦げた破片を照らし出すに違いないから

SUMMER BREEZE
吹いたところで冷めない二人は
ただ燃え尽きるまで
熱く 熱く
拭きです汗を乾かしていく

それは今となっては
まさに真夏の夜の夢よ

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