『Braid, Anniversary Edition』はむしろオーディオコメンタリーが本編

2008年に発売された名作インディーゲーム『Braid』のリマスター版となる『Braid, Anniversary Edition』が出ています。各種ハードで出ているのはもちろん、スマホ・Netflix版もあるとか。

グラフィック・サウンドが強化されたのはもちろん、追加ステージもあり。原作とグラフィックを切り替える要素も用意されています。

さすがにオチを知っていると衝撃が極端に減ってしまうのですが、それでも適度に悩ませつつも確実に解法へ歩めるパズルのデザインが見事。悪いミスリードもないですね。

『Braid, Anniversary Edition』

で、それらを解説する開発チームによるオーディオコメンタリーがすごくよい。デザイン、プログラム、サウンド&音楽、ビジュアルの項目でそれぞれ解説されており、ボリュームは12時間もあるらしく本編以上です。

原作の効果音は0.99ドルで買ったものでしかなかった、「なぜ敵は6体なのか?」、オリジナル版をXbox Live Arcadeでリリースしたときの苦労など、おもしろい話ばかり。ゲーム開発者の方には特に貴重な情報になりそうです。

というわけで、興味のある方は買って自分で見てください(ちなみにテキストの翻訳が気になるという声は出ています)。僕はこのオーディオコメンタリーが優秀な理由を書いておきます。

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