第二回DESIGN友の会 勉強会(メモ)

①デザインの価格のつけかたについて

公益社団法人日本グラフィックデザイン協会

計算方法は独自になるかもですが、必要な「a」を足して、それに対して部数の係数を掛ける。そして、必要に応じて「b」足すといった方法で参考価格が導けると思います。

あとは時給計算の方法、初回対応のみの価格設定の方法、修正回数制限を設ける方法で対応といったところです。

イラスト案件の場合は、そのイラストでお客さんにどんな価値を与えることができるのか…が本筋です。発注者側がそれを忘れてしまう、もしくはもともとそういう意識がなく、お気に入りのイラストにしたい…というところから発注が始まってしまうと、発注者側の趣味を満足させるだけのイラスト発注になってしまいます。そうなると永遠に「こうしてほしい」「ここはもうちょっとこうしてほしい」のループが続いてしまうので、金額と相応しない作業が永遠に続いてしまうことはよくあることなのかもしれません。

なので金額に相応しい作業量に抑えることが大切です。
例えば

  • 1時間で描ける絵で提案する。

  • 修正回数は3回までに制限することを提案する。

  • 提案は大変かもですが二種類提案すると意外と修正少なめになります(これは勉強会後の補足)。バリエーションを変えるだけでもOKです。色を変えるとか、背景を変えるとかですね。

金額が大きくないイラストの発注の場合は、受けない…という選択よりは、受けてもすばやく終わらせる…ということが大切かもしれません。
もちろん今後もお付き合いしていきたいお客さんという気持ちがあることが大前提だと思います。

日本イラストレーター協会


②生徒がつくるパッケージデザイン。その道筋とは。

補足(勉強会後に思ったこと)
パッケージデザインそのものはデザインする内容が多岐に渡ります。
本来は、パッケージそのものから考えるよりは、パッケージされるお菓子を先に開発して、それを元にパッケージを考案する方が自然だと思いました。パッケージだけに引っ張られてしまうと、順序が逆で混乱しやすいかなと感じました。

例えば、

  1. カボチャの形のチョコレートつくった

  2. カボチャのチョコレートとわかるようなパッケージにしたい

  3. カボチャランタンの形したパッケージにしよう

  4. 二つにパカっと割って開けられてカワイイパッケージ

  5. 大きいカボチャランタンパッケージに、たくさんのカボチャチョコレートが詰まっている

といった具合に、中身のカボチャチョコレートをより魅力的に見せるためのパッケージといった考え方になるかと思います。

一応、ごく一般的な考え方としての例です。

もちろんパッケージから考案するのも時としてはありだと思います。
自由な思考が一番。
あえてそう道筋を唱えるより、一度考えるという思考を通過したあとに、混乱しているようだったら手を差し伸べる…みたいなのもありなのかなと思ったり思わなかったり。時間が限られていると思うので、そことの兼ね合いでうまく導いてあげれたら楽しい時間を過ごせるのかなって思いました。

③発注したいが予算がない案件の場合の対応方法(発注側)

これ、結構よくある悩みなんだと思います。とくに小さめの団体だと。
結構重要で、なおかつ地域でよくある「解決すべき課題」だと思いました。

例えばチラシつくりたい…となったときに、
印刷費は出るのに、デザイン費はでない…みたいなこと。

そういうときはクオリティは別として、会の中で好きな人にCanva使って作ってもらうのが良いと思います。フリーのイラストを組み合わせれば結構良いものできると思います。1日かけてつくってもらって、費用は、お昼代だけで済むかもしれません。もしくはデザインの本を一冊プレゼントで済むかもしれません。その方が未来が明るくなる対応策かなと思いました。

もし、プロのデザイナーさんや作家さんに予算がないけど発注したい場合は、媒体を限定せずに相談してみてください。

チラシを作るのは時間がかかるので嫌だけど、お祭りの会場で使う看板に好きな絵を描いてくれるかもしれません。

その時は、費用は払えないけど、その方の宣伝になるようにするなど、クレジットを表記したり、この人が描いてくれたんだよ等、宣伝をしてあげてください。

協力する人が好きなことで協力できるよう尽力していただいたら、応えてくれるかもしれません。

この議題はメモがあった方が良いかなと思い書き留めてみました。


本日は、以上のことを議題に上げていただいて、その解決に向けて勉強しました。

なにか抜けがあったら教えてくださいまし…。

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