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Sports Biomechanics Geek

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体系的ではなく,トピックスを選択し,少し数学的・物理的に突っ込んだ話題を取り上げる.個人の感想です.
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#スポーツセンシング

Sports Biomechanics Geek #11 〜多関節運動の代表値#5 多体系における瞬間回転軸の…

剛体運動とは並進と回転の合成のことである.また並進と回転は,座標系の取り方に変化する.こ…

Sports Biomechanics Geek #8 〜剛体運動の代表値 剛体の瞬間回転軸〜

モーションキャプチャの登場で3次元空間で高精度に運動計測が可能になった割には,用いる解析…

Sports Biomechanics Geek #7 〜多関節運動の代表値#1 曲率の力学〜

多関節運動のような多自由度で複雑な運動などを,運動の本質を代表する一つの代表値で記述する…

Sports Biomechanics Geek #6 〜下肢や体幹の回旋運動は自然な運動?〜

物理法則は厳密な拘束を与え,それによって原理上,運動の軌道も一位に規定してしまう.がちが…

Sports Biomechanics Geek #5 〜スイング運動の回旋運動における自然さ〜

投球動作(ただしファストボール)のリリース前後の前腕の回内運動や,ゴルフスイングのインパ…

Sports Biomechanics Geek #4 〜トレーニングと競技の力学的近さ〜

トレーニングにおいて挙上重量が増加しても,競技力が向上しなくては意味がないだろう.「強度…

Sports Biomechanics Geek #3 〜トレーニングの力学的評価〜

トレーニングの方法やバイオメカニクスに基づいたトレーニング論の書籍などを見ていると,物理的に曖昧であったり正確でないものが目立つ.このため,本稿はトレーニンングの力学的側面にフォーカスし,評価方法などの物理的意味を問い,整理をおこなった.ただし,新しいトレーニング論や方法論について言及するものでもなく,目新しさはない.従来の方法を否定するわけでもない.しかし,もしこのような整理をブラッシュアップし,計測環境やソフトウエアなどが整備されれれば,競技の練習も含めて,運動の強度・量

Sports Biomechanics Geek #2 〜動力生成と伝達〜

バイオメカニクスでは関節に作用するトルクを計算することで,運動のメカニズムを探ろうとする…

Sports Biomechanics Geek #1 〜身体運動を拘束するもの〜

マガジン「動かして学ぶバイオメカニクス」は,スポーツ・バイオメカニクスで必要な力学を,実…