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文武両道

新年度が始まり早一ヵ月。
ゴールデンウィークも過ぎ、
新しい学年、仲間、環境にも慣れてきたころでしょうか。


「文武両道」という言葉があります。
学芸と武道の両方に秀でていること、
勉強とスポーツの両方に優れていること、をいいます。

最近でこそ
文:勉強
武:スポーツ
を表すようになっていますが

昔は

「文」とは
学問に限らず、
和歌や書、茶道や絵画についてもさしており、

「武」とは
武道に関する技芸、武技、武術が本来の意味と言われています。

江戸時代初期の陽明学者の、
中江藤樹は
「文と武は元来一徳であって、分かつことができない。
したがって、武なき文、文なき武は共に真実の文ではなく、武でもない」
という見解を残しています。

両方のバランスを求められている、
と私も思います。

「文武両道」の類義語で
右文左武(ゆうぶんさぶ)
あるいは
左文右武(さぶんゆうぶ)
という言葉があります。

非常に面白い四字熟語だなと思います。

右脳と左脳をバランスよく使うことがよい、とも言われますが

その右、左、の漢字を含んでいて、
文武というものをあらわしているようで
この言葉を生み出した人間はすごいなと思います(笑)

全部を完璧に、ではなく 
バランスを感じながら成長していくこと

これは大人になっても変わらないなと思います。

「文武両道」は
子どもの頃に自身の中でのバランス感覚を養いつつ成長していく基礎を築くための
ひとつの指針にもなるかもしれません。

勉強が出来なければ駄目だ
運動もできなくてはいけない

とがんじがらめにならずに、

今、自分はどんな感じかな?
バランスはどうなっているかな?
どうなりたいかな?


目標立てて
成長を楽しんでいけますように。

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