様々なことを白黒で判断するのは、やめにしませんか?

様々な物事を考えるとき、判断するときに「これは良くて、これはダメ」などのように二項対立を基準にしてしまうことが往々にしてある。

白か黒か、伸るか反るか、S極かN極かみたいに軸をどちらか片方にしか置かない。

その2つの間に存在するはずのグラデーションが一切排除された状態。

それを垣間見たのが2年前のサッカーワールドカップ。グループステージでポーランド相手に勝ち点の関係でボール回しをして、結果的にグループステージを突破した。しかしすぐさま大バッシングを浴びた。

イタリア代表は守ると決めたら徹底的に守り抜き、組織力を発揮する。
日本ではこれを共有するのが難しい。「正々堂々と勝ちたい」などのレギューレーションの中で勝つことを不潔と思う人が誰かしらいる。

誰かは忘れたけどニュースで「時間稼ぎは卑怯だ」というようなことを言っている人達がたーくさんいた。要は「誇り高き武士の闘いだ!」という感じだろう。「サムライ魂だ!」とか。
(サムライ言ってますが、日本の先祖の大半は農民じゃないですか...?)

レギューレーションの中で勝つことの何が問題なのだろうか?この場合は「時間稼ぎが卑怯だ」という1つの軸にどっぷり浸かりきっている。本来勝つことが目標なのに「勝つための時間稼ぎが卑怯だ」というすり替えマジックが起きてしまった。(あら不思議)

先述したものはあくまで1つの例だが、1つの軸に囚われると本来目指していたことを見失いかねない。グラデーションがあり、その中から合理的に選び、目標に向かうべき。

これは私の経験ですが、話しているときに1つの軸に囚われている人はこちらから提案しても感情的になり、話が一切通じない笑 ずーーっと平行線。
(気持ちとしてはやばいメンヘラを相手にしてるみたい)

とは言っても譲れない部分もある。
でも感情論で全てを無に化すのはよくないので弁証的に考えると見失わずに済むと思う。

物事は白か黒で判断できるほど短絡的ではない。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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