地上の生きもの

人の一生、あるいは人が生きることに、
大きな意味があるだろうか。

小さい意味ならいっぱいあるだろう。
ミツバチの一生なら花から花へ、蜜を探すこと。
当然、ミツバチの生にも意味がある。

人も同様、毎日忙しく生きがいを求めて花から花へ。
その時、その場で、精一杯生きている。
小さい意味は沢山あるだろう。

大きな意味となると、
宇宙とか、真理とか、普遍的法則とか、
そんなものはないだろう。

言葉や概念という怪しげな道具しかない人には、
大いなる価値や意味は求めようがない。
人であることの限界。
ミツバチと同じ。
生きものは、すべて同じだろう。

生はあるが、死はない。
それが、地上の生きもの。

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