22世紀は監視社会

22世紀、プロはいなくなる。

自分の特技で収入を得るのをプロと定義するなら、
22世紀に、プロはいなくなります。
すべての分野でプロがいなくなります。

何故なら、金銭的報酬がモチベーションとならないからです。
金銭で評価される価値が、なくなるということです。
当然、収入のために働く人もいなくなります。

たとえば、特許など学術の知見などは、
原則として、すべての人にただちに、公開されます。
情報の独占的所有は認められません。

情報には、地球人類社会にとって、致命的なものがあります。
それ故、情報への監視は、人々の義務です。
多くの人の目があるから、社会の安全が保たれるのです。

人類を絶滅に導くような技術革命がどこで生じるのか予測できません。

個人のプライバシーはどこまで許されるのか、
内面の自立は許容されますが、
外面の行動は、すべて監視の対象です。

名前や遺伝情報は、当然、外面的事象です。

内面というのは、個々人のこころや意識などの範囲です。
22世紀は監視社会です。

ただし、監視するのは人類社会を守るためです。

遺伝情報は、人類進化にとって最重要です。
出生前診断などで、中絶が薦められることはなくなります。
遺伝情報の多様性は、特に、人類にとって財産だからです。

監視はすべての人が、得意な分野で参加します。
当然、何を調べたのかも、オープンです。

秘密にこっそりと調べることは犯罪です。


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