若者たちの連帯感

「若者たちは社会を変えようと思っている」とブログで書いた。
その続き。

22世紀は自治の世紀になると私は思う。
何故なら、自治にしか人類社会の未来がないからだ。

現状、自治の質を上げるには、若者たちの当事者意識を高めるしかない。
老人たちは、人生の全てを他人任せで生きてきた。
当事者体験が皆無。
これでは自治は育たない。

若者たちに当事者意識を持たせるには、
どうすればいいか。

学校も会社も、自治意識を避けている現状がある。
学生や職員が当事者になると、困るからだ。

現状維持には、上意下達で年功序列が都合いい。

多様な意見をすり合わせて、根気よく合意形成していくというような体験が全くない。
スキルがない。
指導者もいない。
校長や社長も、そういう経験がない。

時代の流れや空気を読むのに熟練しているが、
自分の意見はもっていない。

自分の意見を持っていると、
周囲から浮き上がり、危険人物になってしまう。
それが日本社会。

さて、若者に当事者意識を持たせるプログラムを考えた。

一つのファンタジー。

高校や大学を出たばかりで、
まだ自分のしたいことが見つからない。
自分の特性や個性が分からない人に呼びかけて、
一ヶ所に集まってもらう。

多分、今の世の中では、そういう人が大半。
とりあえず大学に行き、とりあえず就職する人が大半。
世間の空気を読んで、将来を決める。
主体的に選んだのではない、
何となく良さそうだから。

そういう若者たちに一ヶ所に集まってもらう。
そして、一年間の協働生活をしてもらう。

最低限の生活費は主催者が準備する。
一人当たり、年60万円(月5万円)として、
100名集まれば、約6000万円。
これくらいなら、主催者も用意できるだろう。

場所は、地方都市の方がいいと思う。
地域起こしや自主的活動が盛んな地域の方が好ましい。
なぜなら、100名の若者は起業しないといけないから。

最低限の住まいなどは用意するが、
それ以上は自分たちで稼がないとけない。

そして、若者たちが起業すると、
地域社会の仕事を奪うことになるからだ。

100名集まれば、多様な個性とスキルがある。
いろいろな試みができる。

中には、成功して継続できる事業も生まれるだろう。
若者たちは、協力して生活の質向上のために生活することになる。
当事者意識がなくして、前に進めない。

起業の中には、地域社会の弱い店などを飲み込んでいくものも生まれる。
その地域では、圧倒的な存在になるものも生まれる。
たぶん、議員なども多く誕生するだろう。

最終的には、コミュニティ団体なども、飲み込んでいくだろう。

数年経てば、当初の100名は半分以下になっているだろう。適性はどうしようもない。
しかし、新たに加わるメンバーの方が多い。
地域社会から、高卒で入ってくる人も増える。

地域での独占も生まれるかもしれない。

しかし、自治は確実に向上する。

当事者意識でものごとを進めるスキルが育っていく。

つづく

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