未来はどうなる その2

不透明な未来に不安な人が多いので、

未来社会の予測を書いてみる。


未来、教育が大きく変わる。

子どもたちの教育の重要性が変わる。

子育ては地域コミュニティが行うのが基本。


教育の目的は二つ。

一つは、自立させる。

二つは、社会の一員としての自覚、

      コミュニケーション能力、

      民主主義を実践できる主権者能力。

前回のブログで

親でなくてはできないことを除き、

子育てのほぼ全てを社会が担う。と書いた。

子ども一人一人が、多くの大人や年長の子どもたちに

守られて養育される。


子どもの個性はとても多様で千差万別だから、

どんな専門家であれ、子どもの全てを理解できる訳ではない。

個性的であればあるほど、

できるだけ多種の大人がかかわらなくてはならない。

他者の潜在的な力を伸ばすようにかかわること。

そのかかわりにより、自己と他者が、

相互に啓発する関係になれば理想である。


子どもの自立は、

各人が、自己の判断で、進路を決めるようになること。

子どもたちは、4歳くらいから、

言葉や芸術や運動技能を学ぶようになるが、

その選択は各自に任せられる。

多くの選択課題から自分で好きなものを選ぶ。


必修課目はただ一つ。

それは、社会の一員としての自覚と、

他者とのコミュニケーション力。

未来の教育、

現在と一番異なる点は、

学校という施設はない。

同一年齢の集団教育はしない。

同じ年齢でも、

発達は人により千差万別。

個性がまるで異なる。

同じ教室で、一人の先生が、多くの子ども(20名)を

一緒に教えるなんて、

それは何の役にも立たない。

教育効果はゼロ。

分かる子どもと、付いていけない子ども、

できる子と、落ちこぼれを、

大量生産するだけ。


要するに、

前の時代に、勃発した、

いじめや校内暴力などの出来事は、

学校があるのが、

最大の病根。

学校は教育に不要というよりも、

教育とは全く違う目的で作られたものだ。

教室で一律に教える、

先生に従順で面従腹背な子どもの量産。

反社会的人間を養成するようなもの。

学校がないので、

全ての子どもは、4歳になれば、

地域コミュニティ内の思い思いの塾に通う。

地域には多様な趣味や技芸をもつ大人がいる。

子どもに教えるのが好きな大人たちは、

様々な塾を開く。

一対一で教えるものから、数名一緒に教えるもの。

学びに通う子どもたちも同一年齢ではない。

年の違う子どもたちが、

共通の学びで刺激しあう。


そこで、

必須課目がただ一つある。

それは、同一年齢の集団、

5歳なら5名くらい。

8歳なら20名くらい。

10歳なら40名くらい。

12歳なら100名くらいで。

集団を作り。

週二回くらい集まって、集団でまとまったことをさせる。

それは、小さいイベントのようなもの。

地域社会の祭で発表するものでもいい。

何でもいい。

自主研究の課題でもいい。

その運営に、

互いに意見を出し合い、

力を合わせてやっていく。

リーダーを育てる意味もある。

それが唯一の必修科目。

続く。


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