風の言葉

風景や生き物をテーマに詩を書いたりしております 宜しくお願い致します  2017年詩と…

風の言葉

風景や生き物をテーマに詩を書いたりしております 宜しくお願い致します  2017年詩とファンタジー大賞、メトロ文学館30回、31回、32回、33回入選、産経新聞朝の詩2020、2021 掲載、朝日新聞ローカル版2020、2021詩を掲載 、2022年3月産経新聞朝の詩月間賞

最近の記事

俳句

打ち水をサ行で打ち消すドレキセイ

    • 俳句

      炎昼や心盗られる水の音

      • やさしさ

        言葉なんて要らない 優しさを伝えるのに とびっきりの笑顔が ひとつあれば それだけで十分 言葉と感情は 時々 喧嘩する 無口がいい 寡黙でいい 難しくするのは 余計な知恵 そっと野に咲く 花を見ていると そう思えて来る イラストは借り物です 産経新聞「朝の詩」令和5年5月23日掲載

        • 俳句

          人気無き村にも春の祭りかな

          満開の春

          春満ちて小径は草で埋もれけり     イラストは借り物です

          満開の春

          里山

           山路来て今年の春をひとりじめ     写真は借り物です

          #俳句

          廃駅に誰を待つのか老い桜        写真は借り物です

          はる

          手を繋ぎ二つの春を重ねおり イラストは借り物です

          #俳句

          廃駅のノートにそっと 花栞   イラストは借り物です

          春の風懐に入れ持ち歩く

          はる

          廃屋の主になりし秋の竹

          はる

          艶やかに滴るような春の肌

          心よ

          さあ 行っておいで でも また戻っておいで 私は何時だって此処に居るから エネルギッシュな夏空に 憧れを探して見たり 緑の中を駆け抜けるのも良い 遠い田舎道をてくてくと歩くのも 楽しい事だろう 途中 出会った少女の笑い声に 想いを寄せるのも一興 目をとめた 道端の可憐な花に 人生を重ねる事も美しい そうして 気が済むまで飛び回ったら 穏やかな生まれたての 朝のような顔をして パラソルをさした貴婦人のように さっそうと青空を帰っておいで 好こうと嫌おうと お前の故

          俳句

          名月を とってとってと せがむ孫 イラストはみんなのホトギャラリーからお借り致しました

          終夏

          祭りの後の静けさに似て 夏の終わりには 寂しさが仕舞われている 冷静になった風が 熱を冷ますように それを拡散して行く 山から街へ 街から海へ 海から心へと 記憶に新しい想い出が 出来立ての秋雲の中で 揺れている 足音を追いかけるように 暗くなるのが早くなった 今日この頃 気のせいか 風鈴の音さえ冷たく弱弱しく 聴こえて来るから不思議だ 夏の残した残り香を消しては 新しい景色を生み出し 旧い季節は色付く季節へと リレーをして行く 郷愁と言う言葉が 私の心に 纏わ

          想い

          憂鬱な雨の日だって 絹の言葉で囁けば 心が 濡れる事は無い イラストは無料素材からお借りしました