フォローしませんか?
シェア
強く強く抱きしめて そのまま押しつぶしてほしい わたしなんて いなくなってしまえばいい …
悲しい 君が死んだら悲しい とあなたが言うから悲しい 死にきれなかったわたしが 静かに…
遠く遠く知らぬ誰かが また血を流している 時計の針まわしたところで 乾きはしない地面 空に…
そんなに急いで 世界を創って どうすんの 中途半端な命の容れ物が 競いあうように 世界を叩い…
消しゴムで すべてを消してしまいたい なんて きみは言う 消しかすは どうするつもりなのさ …
騙りあう夜もあった 独りは寂しいと泣きながら 交わすくちづけで 体温を与えることよりも 奪う…
「言葉なんていらない」 なんて それを言葉以外で 言えないから またへたくそな言葉遣いで あの子を傷つけている 知ってるよ 流れない血を流して 液体じゃない涙で濡れて あの子の鳴き声が夜を貫く 「言葉なんていらない」 なんて知ってるよ
日付がゆっくりと変わるまちで 少女はひとり手を振りつづける 通りすぎてゆく生き物は 誰もが…
いつかは好きだった君の声 「出逢わなきゃよかった」と ほざかれたときでさえ その波長が優し…
泣き虫 泣き虫 わたしは泣き虫 泣き虫だったら いつかはきっと サナギになって 羽化するはず…
僕は呼吸で忙しいんだ あなたの相手はしていられない いきを吐くのに忙しいんだ 誰の相手もし…
わたしが死んで 十年が経ちましたね 十年前のあの日のことを 君はまだ覚えていますか わたし…
ガムの匂いで目を覚ます 今日も平凡な日常 とか言いながらたくさん死ぬ 人が死ぬ あっちじゃ紛…
この命が 生きたくても 生きられない 誰かの代わりに 続いていると 言うのなら 死にたくても死ねない わたしの代わりに 君の その命を 終わらせてみせろ わたしの命しか生きられない わたしを 思う存分に嘲笑えばいい