夢日記2021/7/29「宇宙への脱出」

地球はもうすぐ滅んでしまうので、人類全員で地球から脱出するように言われる。
私は何故か地球を出る列の最後に家族と一緒にいて、知り合いが先に乗っていくのを見守っている。全員同じ宇宙船に乗るはずだが、しばらくは会えなくなるらしくそれぞれに別れを告げる。列の私の前にはバンドのELLEGARDENがいて、「supernova」という曲を演奏している。そして、演奏したまま順番が来て去っていく。

場面転換。私はトランクを抱えて空港の手荷物預かり所のようなところにいる。トランクの中身はどうやら私の全財産のようだが、全て持っていけないのでここで渡してしまうらしい。その物資は船に別ルートで積み込まれ、地球外生命体と交渉が必要な際の捧げ物となるという。
私はトランクの蓋を開け、名残を惜しんでから渡す。着ている服も今は自分のものだが、宇宙船では全員が同じ形のタンクトップとズボン、正装用の長袖の上着だけを着ることになっている。不公平をなくすための措置らしい。服は無地で、色が濃いピンク、水色、青、黄色などがある。服を着替える列では「黄色のズボンが足りないらしい」という噂が流れている。私は「黄色のズボンはただでさえ珍しいから」と呟く。

その時、先に列に向かっていた妹の友達が手に1冊の本を持っていることに気がつく。尋ねると、ひとつだけは自分の持ち物を思い出として持っていくことが許されているらしい。私と妹は急いでトランクを渡したところに戻る。
トランク係の女性に話しかけると、女性は面倒そうにしながら私が置いていったものを出してくれる。その中身は、ほとんどが本である。そこから私は今つけている5年日記を取り出す。そして「これは一番の思い出だ。それに、宇宙でも日記をつけたい」というと、何故かトランク係の女性は「それは素晴らしいことですね、ペンも必要でしょう」と、私が日記を書くときにいつも使っているペンをおまけでつけてくれる。私は宇宙船の中にはペンくらいあるだろうと思いつつ、女性の厚意を感じてありがたく受け取る。

日記を持ってさらに先に進むと、両親と合流する。そこは遊園地のチケット売り場のようだが、上部の電光掲示板には「直通」「御殿場」と書かれている。料金は御殿場にだけかかるようだ。
目の前にいた知らない男性にこれはどういう意味かと尋ねると、男性は「宇宙船へ向かう列車の話だ。直通はとても早く着くし、空いている。御殿場ルートはお金もかかるし遅いけどみんな乗るんだよ」と答える。私はその言葉を聞いて、「みんな地球と別れる前に富士山が見たいんですね」と返す。
両親はルートを私に任せるつもりらしい。私はその料金表を見ながら、悩み続けている。


という夢を見ました。

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