夢日記2021/8/9「しのびの主」

一人の男性がいる。彼はこの国の将軍家の一人(もしくはそれに近い血筋)であるが、自分が国を治めようという気がない。彼は将軍家お抱えのしのびとして働いていて、部下を大勢率いる立場にあるようだ。
ある日、任務の途中に男は悪い予感を感じて城へ帰る。すると、そこには服を剥かれ縛られて放置された城の人々がいる。現在の将軍以外の人々は全員生きていて、血の跡がないことから男はややホッとして「上様はどこにおられる」と尋ねる。その問いに、女性が震える手で部屋の奥を指さす。するとそこには、首を吊らされている将軍の遺体がぶら下がっていた。

場面転換。夜の合戦場に、しのび装束の男がいる。男は将軍の地位を継いだようで、その隙を見て攻め込んできた敵を追い返そうとしている。
合戦場には城壁のようなものがふたつあり、双方の軍がその城壁の裏に隠れている。
男はわざと後方の大砲部隊に篝火を焚かせ、自軍がまだ城壁にたどり着いていないように見せかける。その隙に、男が率いるしのび部隊が暗闇の中で弓をつがえている。
敵の将軍が味方に休むよう指示を出すと、男は一斉に矢を射掛ける。敵は驚き、散り散りになってしまう。男は勝利を得て、国へ帰る。

場面転換。男は部屋にいて、隣に部下らしき人物がいる。部下は男に「何故あなたは将軍になる立場でありながら、しのびとして訓練を受けたのか」と尋ねている。男は静かに「俺にとっての将軍は同い年であるあの上様しかいなかったからだ」と答える。

という夢を見ました。

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