夢日記2021/3/20「記憶喪失と教科書の一節」

私は稽古場にいる。私は昔通っていた子供劇団の人達と一緒で、ダンスの発表会に出ることになっている。鬼束ちひろの「月光」で踊るらしい。隣に一つ上の先輩がいて、彼女は「Vtuberをやっていてアカウントが10個ある」という話をしてくる。

場面転換。私は小さいホールにいる。そろそろ出番なのだが、私は自分の衣装が紺のスクール水着で、かつ胸元に苗字の書かれたゼッケンがついていることに気がつく。私はこれで舞台に立つのは変なのではないかと思い、母親に相談する。母親は私に巻きスカートとジージャンを渡す。私はそれを着てから、ゼッケンを外したいと言う。母親は布地がよれてしまうからやめろと言うが、試しにゼッケンを引っ張ってみると、経年劣化のせいで縫い目が簡単に取れてしまう。

自分達の劇団の番が始まるということで、私は舞台袖に向かう。司会者の中年女性が何か盛り上げようとしているセリフを会場に向けて言うが、全く盛り上がらない。女性は「いつもならもっと盛り上がる。原因はこの劇団だ」と皮肉っぽく言う。

場面転換。私は自分ではなく知らない男性の視点に立っている。彼は記憶喪失らしく、身内から悲しまれるのを避けてとある砂浜に来ている。そこには、子供の頃一度だけ夏休みに遊んだという一人の女性と二人の男性がいる。彼らは記憶喪失の男に、また子供の時のように遊ぼうと提案する。そして、海辺に落ちていた大きな四角い容器で砂のプリンを作ったり、予定を立てて星座観察やキャンプをしたりする。

途中、波打ち際で女性が短い英文を呟く(内容は覚えてない)。記憶喪失の男性は、それは何かと尋ねる。彼女は「中学の教科書に載っていた英文。貴方もクラウン使ってたんだから知ってるでしょ」と言う。そして「この文はとってもいい人生訓だと思うけれど、みんな忘れてしまう。なんせ若いうちに習うから」と続ける。すると二人の男性のうち一人がこっちにやってきて、「大人になってからの方が楽しみ方を分かることなんてたくさんある。俺も今なら、キャンプの最終日だっていうのにゴミ捨てに時間を費やしたりはしない」と言う。もう一人の男性は遠くで何かをしている。

記憶喪失の男性は、四人で立てた予定表を指でなぞる。その予定表は、子供のような鉛筆書きの字で書かれている。記憶喪失の男性は、それをただじっと見つめている。 


という夢を見ました。

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