夢日記2021/7/12「元人間の方舟」

二人の人間が大きな箱のようなものの前に立っている(私はその人間の片方の視点で夢を見ているが、その人間はどちらも私ではない)。
片方の人間が、「この中に乗れる人数にも限りがあるなんて」と言う。どうやら、これはノアの方舟的な装置で、これから人間達は保存されるためにこの中に入るらしい。
周囲には、大小様々な動物がいる。彼らは元人間であり、世界に起きたなんらかの異変によって後天的に動物の姿になってしまっている。中には、石のような無機物になってしまっている者もいる。
人間のうち片方が、動物達に向かって「姿が変わっても胸を張って生きていこう」という趣旨の演説をする。その演説はとても空虚で、白々しい印象を与えるものである。おそらくその人間は自分を特別化するためにそのような台詞を言ったのだと、私の意識は思う。
すると、人間達の足元に親子のサメが寄ってくる。親ザメは「私達は人喰いザメです。では、私達があなた達を食べることも正しいと思ってくれますね」と言って、人間達を食べてしまう。

という夢を見ました。

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